Night Time Industries Association (NTIA) の統計によると、イギリスでは2024年に入り、毎週5つのナイトクラブが閉鎖されていることが明らかとなった。つまり、英国のナイトクラブは劇的に減少しているとのことで、2024年の第一四半期で既に67ものナイトクラブが閉店しており、平均すると週に5つのナイトクラブが閉店していることになる。


閉店した67のナイトクラブの内、48のナイトクラブは個人経営で、​NTIA によると過去4年間で個人経営のナイトクラブは40% 減少しているとのことだ。これは「懸念すべき傾向」であるとコメントしている。

このような大幅な減少の原因として挙げられているのは、新型コロナのパンデミックによって経済の不安定が続いている事、騒音苦情の増加、様々な請求や家賃の高騰、債務の増加など。

NITA の CEO である Michael Kill(マイケル・キル)は「この数字に深い落胆を表明する、 英国のナイトライフに欠かせないナイトクラブの文化的・社会的意義を強調したい。政策立案者の早急な介入と有意義な支援がなければ、文化遺産と地域社会が取り返しのつかないダメージを受ける危険性がある」とコメント。

NITA は、英国のナイトライフの未来を守るために、ナイトクラブに対する付加価値税(VAT)の引き下げを検討するべきだとしている。

※ VIT とは...日本の消費税のようなもので、ヨーロッパ諸国やアジアなどの国で、物やサービスの購買時に課せられる間接税。