1970年代より活躍、時代ごとにカタチを変えながらセンセーショナルなロックを追求し続ける、ポール・ウェラー。彼の3年ぶりとなる来日公演が昨日10月22日のZepp Diver Cityよりスタートした。  

デビュー当時と変わらないスレンダーなスーツ姿で颯爽とステージに登場したポール。その長いキャリアが生み出すエレガントな風格が漂いながらも、デビュー当時と変わらないキレのあるギターやヴォーカルに、観客はあっという間に魅了!そんななか、ポールは熱狂に応えるかのように、今年3月にリリースされUKチャートで1位を獲得した最新アルバム『ソニック・キックス』の収録曲を中心に、ザ・ジャム(70年代)やスタイル・カウンシル(80年代)時代の楽曲も惜しげもなく披露(そのなかには、朝のワイドショーでおなじみになったあの曲も!!)。かなりのボリュームのパフォーマンスで、ポールの歴史がまるごとわかる興奮の構成だ。



また彼のこれまでを知らない人にとっても、研ぎ澄まされたなロックから、甘い雰囲気のあるアーバン・サウンドまで、さまざまな気分を味わえ、ポール・ウェラーというアーティストの表現力の深さを感じるステージ。これは観て損のないものだ。  さらに毎公演、The HIATUS(23日)をはじめ、ポールの音楽に強い影響を受けているという、日本の人気ロック・アーティストがオープニング・アクトとして続々登場。いつもとは異なる熱さを持った彼らを体感できるのかもしれない。

残念ながら27日の最終公演は全席ソールドアウト。東京公演は本日23日を残すのみとなってしまった。時代を創った男の姿、ぜひここで目に焼き付けてほしい。



photo:Chieko Kato

LIVE
PAUL WELLER JAPAN TOUR 2012
詳細は以下にて。
http://www.hipjpn.co.jp/pw/

ALBUM
全英アルバム・チャート初登場1位を獲得、来日公演でも多数披露している最新アルバム『ソニック・キックス』ロング・ヒット中!
http://www.pachinkorecords.com/

来日公演にあわせ、写真展も10月28日まで好評開催中!
『Going Underground』
会場:VULCANIZE LONDON(ヴァルカナイズ・ロンドン)
http://www.vulcanize-lon.com
入場無料