2014年1月に行われた再結成ツアーの日本公演も大成功に収め、今も絶大な人気を誇るブラー(Blur)が、前作『Think Tank』より12年振り、オリジナルの4人編成でのレコーディングとしては1999年に発表した『13』より実に16年振りとなる最新作、『The Magic Whip』を4月に発表する事を明らかにした。本国UKでの発売は4月27日となり、日本盤の発売は4月29日を予定している。今回のブラーの最新作発表というニュースは、ロンドンのチャイナタウンにあるチャイニーズ・レストランで行われた記者会見で正式に発表となった。

今作は、2013年の春のツアーの合間となった5日間の休日を使って、香港の九龍にあるAvon Studiosでレコーディングされた音源が元になっているとのこと。その後、ここでレコーディングした音源はしばらく眠りにつく事となり、彼らはまずブラーとしての長きにわたる再結成ツアーを終了させ、メンバーそれぞれが別のプロジェクトで活動。そして2014年11月、グレアム・コクソンがその時のレコーディング音源と再び向き合い、ブラーの初期のプロデューサーでもあるスティーヴン・ストリートと連絡を取ったことがきっかけとなり、彼と共にバンド・メンバーが集結、香港でレコーディングされた音源に取り組んだ。その後、デーモン・アルバーンがその楽曲達に歌詞を付け加え、12曲からなる最新作『The Magic Whip』を完成させたとのことだ。

ニューアルバムは、デジタル配信、CDに加え、2枚組のアナログ盤でのリリースが決定。また、今作は2月19日よりiTunes Storeでの予約注文(プレオーダー)もスタートしており、予約注文をした方は、その場でアルバム発売の情報解禁と共に公開されたバンドの最新楽曲「Go Out」がダウンロードできる。

「Go Out」リリックビデオ:



The Magic Whip:

1. Lonesome Street
2. New World Towers
3. Go Out
4. Ice Cream Man
5. Thought I Was A Spaceman
6. I Broadcast
7. My Terracotta Heart
8. There are Too Many of Us
9. Ghost Ship
10. Phyongyang
11. Ong Ong
12. Mirror Ball