アルバムは、今年の初夏に22カ国のiTunesで1位を獲得したリードシングル「Waiting For Love」、日本盤ボーナス・トラックとして大ヒット「The Nights」「The Days」を含む、オリジナルの新曲全16曲。

 
アルバムについてAviciiはこう話している。「前回は完璧だと思えなかったが、『STORIES』はより洗練されて、以前よりも曲に深みが出てきたと思う。今回の曲はひとつずつアコースティックギターによって作曲したから、作り方が違う」

アコースティックの楽器と現代的なエレクトロ・サウンドを融合させる手法は彼の作品『TRUE』では多く見受けられたが、『STORIES』は、彼の音楽を深く特徴づける、アンセム的で心が躍るクオリティを犠牲にせずに、限界をさらに押し上げた仕上がりになっている。リードシングル「Waiting For Love」はすでに国際的なチャートにランクインしており、まさに『TRUE』と『STORIES』を線でつなぐ役割を果たしている。巨大で鮮やかなインパクト、遊び心があってめまぐるしいメロディ、そして感情に訴えかけてくるサビのボーカルはすべて、アヴィーチーだからこその強みであり、今回のアルバムがどれほど仕上がっているのかを垣間見ることができる。

新しい手法を試すアヴィーチーの意欲は『STORIES』にも明らかに表れており、かつてないほどソウルフルでジャズ仕立ての「Touch Me」、メタルとヒップホップの要素が含まれている「Pure Grinding」の2曲は、まさにこの2年間、彼のものの見方がどれほど進化を遂げ続けていたかという証になっている。ゲストボーカルにも注目が集まる。とりわけColdplayのChris Martinは強烈で心地よいサウンドを「True Believer」で披露し、Wyclef Jeanは彼のトレードマークである歌声と気持ちのこもったギターメロディを「You Can’t Catch Me」で聴かせてくれる。また、アヴィーチー自身の「ストーリー」をつなぐために、美しいほどのメロウで夢心地のポップ・ソング「Somewhere In Stockholm」は彼の故郷のオマージュになっている。とりわけこの曲は今回のアルバムにより強さを与え、よりパーソナルなものに仕上げているのだ。

『STORIES』は本日8月28日、予約が開始される。そして、10月10日~12日にかけて来日公演も予定されている。