21世紀型ニュー・ヒーロー、トゥエンティ・ワン・パイロッツ
全米No.1獲得の最新アルバム『ブラ―リーフェイス』を引っさげ、
サプライズ満載の単独来日公演が大盛況で終了!!



彼らの魅力といえば、異色ユニットのように、エレクトロサウンド・ドラム・ラップ・ポップスを全て様々な組み合わせで展開するTwenty One Pilotsサウンド。

パワフルでアクロバティックなパフォーマンスと、ジャンルにとらわれないポップなサウンドで絶大な人気を誇る、米オハイオ州コロンバスが生んだ新たな英雄、twenty one pilots。昨年、セカンド・アルバム『Blurryface』 が全米アルバム・チャート初登場1位に輝き、日本でもFUJI ROCK FESTIVAL’15出演やONE OK ROCKのツアーファイナルでサポート・アクトを務めるなど、更にその知名度と人気を高めている彼らが、ついに待望の単独ジャパン・ツアーを開催。ソールド・アウトとなった初日の大阪に続き、3月9日新木場STUDIO COASTにて東京公演を行った。

びっしりと埋まった客席が暗転し、赤い照明の先にTyler(vocal / piano)とJosh(drums)2人の姿が浮かび上がると、大歓声の中、最新アルバム『Blurryface』のオープニングを飾る「Heavydirtysoul」でライブがスタート。幕開けから大きなシンガロングが巻き起こり、会場は一気に緊迫感ある彼ら独特の空気に包み込まれる。
 


続けて現在アメリカをはじめ世界中のチャートを席巻している最新シングル「Stressed Out」では、サビでのtylerとオーディエンスとの掛け合いが更なる一体感を生み出し、ミュージックビデオでもモチーフとなっているマイクをぶら下げたパフォーマンスを見事に再現した。そして早くも3曲目ではtwenty one pilotsの名を世に知らしめた代表曲「Guns For Hands」。ピアノの上に立ち上がり煽るタイラーに応え、ジャンプで揺れる会場のテンションは既にMAX状態だ。
 


デビュー・アルバム『Blurryface』からの人気曲「Migraine」や、早くもライブの定番となっている最新作からの「We Don't Believe What's On TV」、「Lane Boy」など、新旧織り交ぜたセットリストで展開されていくこの日のステージ。タイラーは「みんなどう?楽しんでる?何回か日本に来ているけど、また戻ってこられて嬉しいよ。みんな、今日の東京公演に来てくれて本当にありがとう。」とMCで語ると、時に楽器をピアノからベースやウクレレに変え、時にステージを縦横無尽に動き回り、目を離す隙を与えないパフォーマンスで観客を魅了する。

「Holding On To」では、タイラーがステージを降りオーディエンスの中に立ち歌う一方で、ジョシュは全身全霊で一層パワフルなドラミングを披露。さらに、ライブの恒例となっているピアノ上からのバック宙を披露すると、客席からは驚きの大歓声が湧く。そして「Ride」、「Tear In My Heart」と続き、本編最後は「Car Radio」。ここではいつの間にかステージから姿を消したタイラーが、突然STUDIO COAST2階のバルコニーに現れるという、まるで瞬間移動のようなサプライズも。曲に合わせた観客の手拍子の中、盛り上がりは最高潮へと達する。
 


またTylerは、Joshに対して、「Thanks so much man, all your friends are gonna be real proud of you」と一言つぶやき、まさにメンバーかつ親友である二人の固い絆が見られた。そして、マスクをして演奏をする彼ら独自のスタイルに関しても、自分たちを中心としたパフォーマンスではなく、一体化した音楽体験を生み出すために、多くの人々が共感をできるように、あえて自らtwenty one pilotsのTylerとJoshであるというアイデンティティを消し、顔のないパフォーマンスをしていると話した。

そしてアンコール。「Goner」で会場全体が爆発的なエネルギーを発し、ラストは「Trees」。最後は2人でオーディエンスの真ん中に立ち、大量に吹き上がるスモークと紙吹雪の中、観客に支えられながら圧巻のドラムパフォーマンスを披露。割れんばかりの大歓声の中、肩を組み深々とお辞儀をし、ステージを後にした。



twenty one pilotsは、昨年5月にリリースしたセカンド・アルバム『ブラーリーフェイス』が全米アルバム・チャート初登場1位に輝き、RIAA(アメリカレコード協会)によりプラチナ・ディスクに認定。今回の来日中、日本テレビ系「スッキリ!!」でもパフォーマンスした最新シングル「Stressed Out」は、全世界でバンド史上最大のヒットを記録しており、アメリカのラジオ・フォーマットの1つである"TOP40"、同じく米ラジオ・ネットワークの”Hot AC”で1位を獲得。また、米Billboardシングル・チャート(Hot 100)で最高2位を記録し、現在もTOP 3にランクイン。“Alternative Songs”と“Hot Rock Songs”チャートでは引き続き首位をキープしている。

【3月9日(水) 東京 新木場STUDIO COAST セットリスト】
1.      Heavydirtysoul
2.      Stressed Out
3.      Guns For Hands
4.      Migraine
5.      Polarize
6.      We Don't Believe What's On TV
7.      The Judge
8.      Lane Boy
9.      Holding On To You
10.     Ride
11.     Tear In My Heart
12.     Car Radio
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13.     Goner
14.     Trees

Photo Credits: TEPPEI