すべてのアーティストは2つの局面においてプロフェッショナルでなくてはならない。まずはスタジオ。スタジオで作られる楽曲は、そのアーティストの個性を強く表し、さらに聞く者の価値観に革命を起こすものであることが求められる。そして2つ目はステージ。ステージの上でアーティストはきらびやかなスポットライトを浴びて鮮やかな輝きを放ち、その立ち振る舞いで物語る存在感で見る者に感動を与える。
カナダのダブステップデュオ、Zeds Deadはその2つの局面において目を見張るものがあり、「カメレオン」の異名を持っている。2010年に活動を開始した彼らはストリート的解釈でラップをはじめとしたヒップホップの要素やバンドの要素をダンスミュージックに取り込み、Diplo主宰のレーベルMAD DECENTで活躍してきた。そして今年からは自身のレーベル「Deadbeats」を立ち上げ、10月にはデビューアルバム「Northern Lights」のリリースも行い、新たなステップへと歩みを進めた。
今回、Zeds Deadは忙しいツアーの合間を縫ってメンバーのHooksがiFLYERのメールインタビューに答えてくれた。
(写真左がHooks、右がDC)
長いアルバム制作を経て、ショーで皆が一緒に歌ってくれたりネットで評価してくれることに驚いているよ!
2)今回のアルバムにまつわるコンセプト・ヴィジョンはありますか?
僕らの趣向やスタイルを表現すると同時に、最初から最後まで楽しめてハマる事のできるアルバムを作りたかった。
3)なぜ「Northern Lights」というタイトルに至ったのですか?これにまつわる面白話や地元の影響などはありますか?
そうだね、僕たちはカナダ出身だから北の方(Northern)から来てるとも言えるね。暗闇の美しさもコンセプトの一つかな。
4)今回のアルバムはラッパーからボーカリストまで幅広いコラボが行われていますね。Dragonetteが参加している曲は今までのZeds Deadと非常に異なるサウンドですが、どうやってコラボが誕生したのですか?
コネクションがある前は、僕のとても仲の良い友達であるDragonetteのDanの従兄弟を通して人脈を広げていたんだ。恐らく2010年あたりにリミックスをさせてくれたのがきっかけかな。いくつかMartinaと一緒に曲を書いたんだけど、最終的にアルバムに載ったのは「Neck and Neck」だったよ。
5) 「Blame」「Too Young」「Frontlines」のアートワークがとても面白いです。これらのアートワークは何に影響されていますか?
「Blame」は、若者x権力という友人Chris Yeeの解釈から来てる。「Frontline」は僕らが宇宙で起きた爆発から隕石で逃げるという唐突なアイデアを元に作られてるけど、これもChris Yeeが素晴らしい作品に仕上げてくれた。「Too Young」はクールを装い過ぎている女の子をコンセプトにしてるんだ。
(左から 「Blame」「Too Young」「Frontlines」のアートワーク)
6)レーベル"Deadbeats"のローンチおめでとうございます!イベントやカルチャーも含めたプラットフォームの多様化の予定はありますか?
それがレーベルの目標の一つだね。アートやファッションといった僕らの興味がある表現方法へも目線を当てていきたいね。
7)「Basementality」はどうやって今ではよく知られているアーティストの初期のパフォーマンスを行う毎週行われるパーティーへと進化しましたか?
ちょうどトロントで小さなシーンが出来始めていた頃なんだ。薄汚い小さな地下室で無料のパーティーを始めたんだけど、たちまち列が街区まで達するようになって危険だったので、大きなベニューで行うようになったんだ。トロントに来るなら必ず参加するパーティーになってからブッキング等について考え始めたね。
8) Smirnoffのショート・ドキュメンタリーは「Zeds Dead」の始まりに関する非常に興味深いものでした。トロントのどのようなカルチャーが二人がアーティストになるきっかけになったと思いましたか?
恐らく自分がいつも何かしらの形のアートに興味を持っていたからかな。子供の頃たくさん絵を描いていたんだ。友達と新しい映画を思い浮かべてそれのポスターを描いていた。全て自己表現の仕方を見つけようとしていた結果なのだと思う。恐らくフリースタイリングを行っているトロントのヒップ・ホップシーンに対して自分も貢献したいという気持ちだと思うよ。
9)演奏中やツアー中に着ているブランドや衣装はありますか?
数年前から柄入りのシャツを好むようになったけど、今はどハマりしてるね。
10)グラフィティカルチャーとも密接な関係を持っているみたいですね。好きなアーティストや作品はありますか?
特に気に入っているアーティストはStare, Atlas, Kwest, Askew, Sofles, Revok, Causr, Kwest, Dems, Horfe, Kem5, Totem2あたりかな。
(驚愕のスキルを持ち、グラフィティ・シーンで多くのファンを持つSoflesの作品)
11) どこのコーヒーが好きですか?
自分の家だね!水出しコーヒーマシンの yama と nespresso を持ってるんだ。でもコーヒーショップならトロントのSam James, マイアミのPanther Coffee,ヴェニスビーチのIntellegensiaもオススメ。
12) Spotifyがやっと日本でも利用できるようになり、日本のファンもプレイリストをフォローできるようになりましたね。Spotifyのプレイリスト‘Zeds Dead’s Coffee Shop’の選曲はどうやって行ってますか?
"coffee shop"はコーヒーを飲みながら楽しめる楽曲を意味してたんだ。基本的にはゆったり出来る音楽だね。
13) 今後のZeds Deadについて教えてください。
アルバムを出したばかりだからそれのプロモーションとリミックスに力を入れる。自分たちの曲をリミックスするんだ。今後一番重要なのは僕らの新しいレーベルであるDeadbeatsを成功させることだね。
ストリートカルチャーに強く根付いたスタイルで他のアーティストたちとは一線を画した音楽を展開するZeds Deadのこれからの動きにも注目しよう。
待望のデビューアルバム「Northern Lights」は現在大好評で発売中!9月から12月にかけて42箇所を回るツアーの日程もチェック!
カナダのダブステップデュオ、Zeds Deadはその2つの局面において目を見張るものがあり、「カメレオン」の異名を持っている。2010年に活動を開始した彼らはストリート的解釈でラップをはじめとしたヒップホップの要素やバンドの要素をダンスミュージックに取り込み、Diplo主宰のレーベルMAD DECENTで活躍してきた。そして今年からは自身のレーベル「Deadbeats」を立ち上げ、10月にはデビューアルバム「Northern Lights」のリリースも行い、新たなステップへと歩みを進めた。
今回、Zeds Deadは忙しいツアーの合間を縫ってメンバーのHooksがiFLYERのメールインタビューに答えてくれた。
(写真左がHooks、右がDC)
アルバムとレーベルについて
1)貴重なお時間ありがとうございます。そしてLPアルバムのリリースおめでとうございます!アルバムの感触はいかがですか?長いアルバム制作を経て、ショーで皆が一緒に歌ってくれたりネットで評価してくれることに驚いているよ!
2)今回のアルバムにまつわるコンセプト・ヴィジョンはありますか?
僕らの趣向やスタイルを表現すると同時に、最初から最後まで楽しめてハマる事のできるアルバムを作りたかった。
3)なぜ「Northern Lights」というタイトルに至ったのですか?これにまつわる面白話や地元の影響などはありますか?
そうだね、僕たちはカナダ出身だから北の方(Northern)から来てるとも言えるね。暗闇の美しさもコンセプトの一つかな。
4)今回のアルバムはラッパーからボーカリストまで幅広いコラボが行われていますね。Dragonetteが参加している曲は今までのZeds Deadと非常に異なるサウンドですが、どうやってコラボが誕生したのですか?
コネクションがある前は、僕のとても仲の良い友達であるDragonetteのDanの従兄弟を通して人脈を広げていたんだ。恐らく2010年あたりにリミックスをさせてくれたのがきっかけかな。いくつかMartinaと一緒に曲を書いたんだけど、最終的にアルバムに載ったのは「Neck and Neck」だったよ。
5) 「Blame」「Too Young」「Frontlines」のアートワークがとても面白いです。これらのアートワークは何に影響されていますか?
「Blame」は、若者x権力という友人Chris Yeeの解釈から来てる。「Frontline」は僕らが宇宙で起きた爆発から隕石で逃げるという唐突なアイデアを元に作られてるけど、これもChris Yeeが素晴らしい作品に仕上げてくれた。「Too Young」はクールを装い過ぎている女の子をコンセプトにしてるんだ。
(左から 「Blame」「Too Young」「Frontlines」のアートワーク)
6)レーベル"Deadbeats"のローンチおめでとうございます!イベントやカルチャーも含めたプラットフォームの多様化の予定はありますか?
それがレーベルの目標の一つだね。アートやファッションといった僕らの興味がある表現方法へも目線を当てていきたいね。
影響について
7)「Basementality」はどうやって今ではよく知られているアーティストの初期のパフォーマンスを行う毎週行われるパーティーへと進化しましたか?
ちょうどトロントで小さなシーンが出来始めていた頃なんだ。薄汚い小さな地下室で無料のパーティーを始めたんだけど、たちまち列が街区まで達するようになって危険だったので、大きなベニューで行うようになったんだ。トロントに来るなら必ず参加するパーティーになってからブッキング等について考え始めたね。
8) Smirnoffのショート・ドキュメンタリーは「Zeds Dead」の始まりに関する非常に興味深いものでした。トロントのどのようなカルチャーが二人がアーティストになるきっかけになったと思いましたか?
恐らく自分がいつも何かしらの形のアートに興味を持っていたからかな。子供の頃たくさん絵を描いていたんだ。友達と新しい映画を思い浮かべてそれのポスターを描いていた。全て自己表現の仕方を見つけようとしていた結果なのだと思う。恐らくフリースタイリングを行っているトロントのヒップ・ホップシーンに対して自分も貢献したいという気持ちだと思うよ。
ライフスタイルとアート
9)演奏中やツアー中に着ているブランドや衣装はありますか?
数年前から柄入りのシャツを好むようになったけど、今はどハマりしてるね。
10)グラフィティカルチャーとも密接な関係を持っているみたいですね。好きなアーティストや作品はありますか?
特に気に入っているアーティストはStare, Atlas, Kwest, Askew, Sofles, Revok, Causr, Kwest, Dems, Horfe, Kem5, Totem2あたりかな。
(驚愕のスキルを持ち、グラフィティ・シーンで多くのファンを持つSoflesの作品)
11) どこのコーヒーが好きですか?
自分の家だね!水出しコーヒーマシンの yama と nespresso を持ってるんだ。でもコーヒーショップならトロントのSam James, マイアミのPanther Coffee,ヴェニスビーチのIntellegensiaもオススメ。
12) Spotifyがやっと日本でも利用できるようになり、日本のファンもプレイリストをフォローできるようになりましたね。Spotifyのプレイリスト‘Zeds Dead’s Coffee Shop’の選曲はどうやって行ってますか?
"coffee shop"はコーヒーを飲みながら楽しめる楽曲を意味してたんだ。基本的にはゆったり出来る音楽だね。
13) 今後のZeds Deadについて教えてください。
アルバムを出したばかりだからそれのプロモーションとリミックスに力を入れる。自分たちの曲をリミックスするんだ。今後一番重要なのは僕らの新しいレーベルであるDeadbeatsを成功させることだね。
ストリートカルチャーに強く根付いたスタイルで他のアーティストたちとは一線を画した音楽を展開するZeds Deadのこれからの動きにも注目しよう。
待望のデビューアルバム「Northern Lights」は現在大好評で発売中!9月から12月にかけて42箇所を回るツアーの日程もチェック!