カナダ出身の最強不屈のロック・プリンセス Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン) Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)らが、COVID-19 救援活動の一環としてカナダ出身のアーティストたちにより発足された新プロジェクト「ArtistsCAN」に参加する事が決定し、そのチャリティー・シングル「Lean on Me」が4月27日に配信開始となった。同時に、参加アーティストがそれぞれ撮影した映像を1本につないだミュージック・ビデオも公開された。
 
 

本プロジェクトは、カナダ出身のアーティスト Tyler Shaw(タイラー・ショー)によって、カナダ赤十字社の COVID-19 関連の救援活動のための寄付金を募るために立ち上げられた。参加アーティストがチャリティー・シングルとして歌うのは、今年3月に亡くなったアメリカ人シンガー・ソングライターの Bill Withers(ビル・ウィザース)が1972年にリリースした楽曲「Lean on Me」。民権運動や学生運動の活発化やベトナム戦争の長期化などによって疲れ果てた人々に寄り添う歌詞が共感を呼び、全米シングル・チャートで1位を記録し、後にグラミー賞にて最優秀 R&B ソング賞を受賞している名曲だ。これまでにも著名人によってたびたびカバーされており、2009年に行われたオバマ米大統領就任記念コンサートでメアリー・J・ブライジによって歌われ、また2010年に起こったハイチ地震への救済を呼びかけるチャリティ番組ではシェリル・クロウらによって歌われた。ビル・ウィザースが亡くなった直後の4月17日に行われたチャリティ・イベント「One World: Together At Home」においても、スティービー・ワンダーがこの歌をカバーして話題を呼んだ。
 
 

本曲には、Avril Lavigne や Justin Bieber をはじめ、マイケル・ブーブレなど総勢27名が参加しており、ミュージック・ビデオは各自で撮影した映像を終結させたシンプルながらも豪華な内容となっている。音源そして映像による収益の一部はカナダ赤十字社へ COVID-19 救援活動のために寄付されることも発表された。