新型コロナウイルスの影響で延期となった世界三大フェスの1つ『Ultra Music Festival』だがここへ来て来年の開催が危ぶまれるニュースが飛び込んできた。


マイアミ・デイト群の市長である​ Carlos Gimenez(カルロス・ジメネス)氏は「バーやナイトクラブは、新型コロナウイルスのワクチンが入手可能になるまで営業は再開しない」と発表。

またマイアミ市委員会にて、2021年度のマイアミ市の予算について議論されたが、その予算案の中には
Ultra からの100万ドルが含まれていたが、マイアミ市委員である Joe Carollo(ジョー・カローラ)氏は、Ultra からの100万ドルを予算案に含むことについて反対したとのことだ。その理由は、Ultra が2021年に開催される可能性は非常に低いと考えているためであるとのこと。

▼マイアミの様々なニュースを取り上げている Miami Herald のジャーナリスト・Joey Flechas(ジョーイ・フレチャス)の Twitter

しかし、 Joe Carollo(ジョー・カローラ)氏の反対意見とは関係なく、この予算案は既に承認されたとのことで、それにより、Ultra 開催の決定権は、マイアミ市長、そしてワクチンの進捗状況によって決まるという。

マイアミ市長は「ワクチンが入手可能となるまでは、ほとんどの会場は営業再開できないだろうと確信している」とのことなので、Ultra の週に開催される「ULTRA Music Week」も開催できない可能性が高い。また、ULTRA 2021 開催まであと約半年程度だが、非難を浴びた Ultra のチケット返金対応の発表後から9月14日現在に至るまで、Ultra サイドからは何の追加発表もないままである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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過去数年、Ultra Music Festivalは、開催直前でフェス会場を変更したり、元々の開催会場であった Bayfront Park へ戻ったりと、マイアミ市はもちろん、ダンスミュージック業界で騒動を起こし続けている。新型コロナウイルスの影響もあり、現在の状況は Ultra にとってますます厳しい状況下であることは間違いないが、2021年も万が一 Ultra Music Festival が開催不可能となると、ダンスミュージック業界が今後激変することは間違いないだろう。今はただ、来年こそは無事開催されることを祈るしかないだろう。

Ultra Music Festival

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