先日、デビューアルバムのタイトル『グレイテスト・ヒッツ Vol. 1』とジャケット写真が解禁となった AREA21（エリア21）。
いよいよ11月12日のデビューアルバムのリリースに向けてのカウントダウンが始まった彼らだが、10月15日には最新トラック「Own the Night（オウン・ザ・ナイト）」の配信がスタート、MV も公開された。
この楽曲 ＆ MV は、ハリウッドに辿り着いた主人公のエイリアン二人組 M と M が、人間が社会に合わせるために仮面を被っているう様子に衝撃を受け、人々が自分自身を取り戻すことを促すようなストーリー展開となっており、現代社会の問題を風刺するような内容になっている。
数々の楽曲と MV を発表してきた AREA21 。「La La La（ラ・ラ・ラ）」「Mona Lisa（モナ・リザ）」「Pogo（ポゴ）」「Lovin' Every Minute（ラヴィン・エヴリー・ミニット）」「Followers（フォロワーズ）」そしてこの「Own The Night」と、AREA21 の中の人である Martin Garrix（マーティン・ギャリックス）と Maejor（メイジャー）の二人を示唆する、ユニークで一度見たら忘れられない、二人の「M」のキャラクターが印象的なアニメーションの MV にも世界から注目が集まっているが、この M と M の二人を主人公とした MV シリーズのキャラクターデザインを手掛けているのが、実は日本人アーティストであることを皆さんはご存知だろうか？
AREA21 のキャラクターデザインを手掛けるのは、LA生まれ・LA育ちの日本人、山新麻里子さん。
ドリーム・ワークスでのインターンシップを経て、現在ではドリーム・ワークスとカートゥーン・ネットワークに社員として在籍しながらフリーランスとしても主にキャラクターデザインの仕事を手掛け「シーラとプリンセス戦士」等の仕事に携わってきたという山新さん。LA に住みつつも、日本の漫画やアニメ、特撮に夢中になって育ち、「モブサイコ100」「HUNTER×HUNTER」「ゴールデンカムイ」といった漫画が好きだという山新さんに、どのような経緯で AREA21 の MV のキャラクターデザインをすることになったのか、AREA21 のキャラクターデザインを手掛けた中での裏話なども伺ってみた。
▼『グレイテスト・ヒッツ Vol. 1』ジャケット写真
もちろん作品全体を理解し、監督の意図を重視します。また、キャラクターは多種多様（人種、性別、体型、年齢、etc)な要素をできるかぎり取り入れるよう努力しております。それと、楽しさを忘れないこと。
Q：アメリカでお仕事をされるなかで、日本との違いや、アメリカで喜ばれるデザイン傾向などはありますか？
日本との違いは、作業が細分化されています。例えばアメリカでは、背景を描く人と色を塗る人は別です。
また、日本ではアニメは多様性がありますが、アメリカではまだまだアニメやアニメーションは子供向けの物だと思われてる印象があります。アメリカは多種多様な国なので、まだ表現されていない人たちの物語が沢山ありますし、これからはその方達を先頭にどんどん色々な角度と目線から物語を取り上げられれば素晴らしいことであると同時に、日本では作れないストーリーを繰り出せると信じております。
Q：アメリカではコミコンなども盛況ですが、いわゆるオタクではない、一般のアメリカ人の方々の中にもアニメファンは増えている印象ですか？ また、日本のアニメは、アメリカでは一過性のブームでしょうか、それともこのまま定着すると思われますか？
増えていると思います。アメリカでは日本のアニメは Netflix や動画配信サービスなどでどんどん知れ渡っているので、ますます定着していくと思います。まだこちらのアニメーション業界では日本のアニメに対して偏見がありますが、今では日本のアニメを見て育った世代がプロジェクトの先頭になり、その影響を受け作品に反映しています。Jeremy Polgar さん（AREA21/ディレクター）もそうですし、スタッフの何人かもアニメを見て育ったとのことです。
Jeremy Polgar さん（AREA21/ディレクター)から、ご自身が練っているお話のフリーランスの絵のご依頼をいただいたのが最初のきっかけでした。
Jeremy Polgar さんは『モーターシティ』、『サムライジャック』、『OK K.O.! めざせヒーロー』など、色々な作品に関わってきた方で、その中でも 『スペース☆ダンディ』という日本のアニメにも関わっていたと知っていたので、お声をかけて頂いた時とても嬉しかったのですが、正直な話、最初は私を違う人と間違えているのではないか、と疑いました。
フリーランスのお仕事を終えた何日か後に、Jeremy Polgar さんが AREA21 の MV の監督になったとご報告があり、リード・キャラクター・デザイナーのお誘いを頂いたんです。
AREA21 のミュージック・ビデオを見ても分かると思いますが、ご本人は発想が豊かでとてもユーモアのある楽しい方です。様々な凄い方たちと一緒にお仕事させていただくのは、非常にプレッシャーでしたが、とても刺激のある良い経験でした。
Q：2人のエイリアンのキャラクターについて、どのような点に留意してデザインされましたか？
エイリアンの M と M のデザインコンセプトは、Chase Conley さんというアーティストが手がけていて、それを Jeremy Polgar さんと私でどう動きやすく親しみやすい感じにできるか、という感じでデザインしました。
Q：キャラクターに関してこだわった点は？
AREA21 のロゴに使われている三角の形をデザインのモチーフとしていたるところに盛り込んでおります。
Q：できあがってきたビデオを最初に観たときの感想を教えてください。
凄く興奮しましたし、感激でした！
「La La La」の公開日のときは在宅勤務だったので、スタッフの間で使ってるチャット・ルームに集まり、皆で完成を喜び盛り上がりました。
Q：ビデオのどこに注目して欲しいですか？
スタッフ共々凄く頑張ったので、隅々まで見て欲しいです。アニメーションももちろんですが、M と M が訪れる色々なロケーション、鮮やかな色彩や 3D など楽しんで見ていただければと思います。M と M が地球に滞在してどう物語を繰り広げていくのか、地球に来て何を学ぶのか、最後まで見届けてください。度々登場するキャラクターもいるので、二人とどういう関係なのか知るのも楽しみの一つです。
Q：デザインされたキャラクターの中でお気に入りは？
「Pogo」に出てくる丸っこいウサギが好きです。
Q：ミュージック・ビデオの制作という点で、これまでに関わってきた映画やアニメ作品と違った点は？
ほとんどのスタッフさん（特にアニメーターの方々）が、アメリカ国内ではなく色々な国から集まっていた点です。
Q：クレジットを見ると非常に多くの人々が関わっているようですが、山新さんも制作チームの一員として、一貫して AREA21 の MV に携わっていたのでしょうか？
私のみならず、スタッフ勢が最後まで関わっておりました。残り僅かですが、今回のアニメーション・シリーズの MV では、リード・キャラクター・デザイナーとして最後まで関わっております。
Q：今回の AREA21 の制作の感想と、そこから得たものを教えてください。
M と M の音楽 + アニメーションというコラボレーションが凄く貴重な経験でしたし、チームの皆さんとお仕事ができことがとても嬉しいです。一緒に働いたアーティストやアニメーター、そしてスタッフの方々には感謝しきれません。この経験を元にコミュニケーション、コラボレーション、そして他者への感謝はとても大事だと実感しました。また皆さんと一緒にお仕事をさせていただく機会があれば幸いです。
Q：今後挑戦したいことや夢を教えてください！
私はアニメーションでのお仕事はまだ経験が浅いので、今はまだ様々な作品に関わって、色々な方々の下で学び、経験を積んでいきたいです。夢は、憧れている日本アニメのスタッフさん方と、いつか何らかの形で仕事で関われる機会があれば、と思います。
▼山新麻里子さんプロフィール画像
最近では、大人気サッカーゲーム「FIFA 22」のスペシャルキットに関する FIFA の投稿にも、Swedish House Mafia（スウェディッシュ・ハウス・マフィア）、DJ Snake（DJ スネイク）といった EDM シーンの超人気アーティストたちと共にメンションを付けられていた AREA21。
様々な方面からの注目を集める話題の超強力デュオから目が離せない！ アルバムリリースまで１ヶ月を切った今、MV で M と M の地球での冒険をおさらいし、今後の動向に注目しよう！
2021年11月12日発売
価 格：¥2,750 (税込)
品 番：UICH-1016
初回プレス盤限定封入特典：
・AREA21 キャラクタ―・ステッカー（１シート４絵柄）
・AREA21 オリジナルTシャツ抽選応募用シリアル・ナンバー
ニュー・シングル「Own the Night」
2021.10.15 RELEASE
Official Web Site
Twitter
Facebook
Instagram
TikTok
LINE
いよいよ11月12日のデビューアルバムのリリースに向けてのカウントダウンが始まった彼らだが、10月15日には最新トラック「Own the Night（オウン・ザ・ナイト）」の配信がスタート、MV も公開された。
この楽曲 ＆ MV は、ハリウッドに辿り着いた主人公のエイリアン二人組 M と M が、人間が社会に合わせるために仮面を被っているう様子に衝撃を受け、人々が自分自身を取り戻すことを促すようなストーリー展開となっており、現代社会の問題を風刺するような内容になっている。
数々の楽曲と MV を発表してきた AREA21 。「La La La（ラ・ラ・ラ）」「Mona Lisa（モナ・リザ）」「Pogo（ポゴ）」「Lovin' Every Minute（ラヴィン・エヴリー・ミニット）」「Followers（フォロワーズ）」そしてこの「Own The Night」と、AREA21 の中の人である Martin Garrix（マーティン・ギャリックス）と Maejor（メイジャー）の二人を示唆する、ユニークで一度見たら忘れられない、二人の「M」のキャラクターが印象的なアニメーションの MV にも世界から注目が集まっているが、この M と M の二人を主人公とした MV シリーズのキャラクターデザインを手掛けているのが、実は日本人アーティストであることを皆さんはご存知だろうか？
AREA21 のキャラクターデザインを手掛けるのは、LA生まれ・LA育ちの日本人、山新麻里子さん。
ドリーム・ワークスでのインターンシップを経て、現在ではドリーム・ワークスとカートゥーン・ネットワークに社員として在籍しながらフリーランスとしても主にキャラクターデザインの仕事を手掛け「シーラとプリンセス戦士」等の仕事に携わってきたという山新さん。LA に住みつつも、日本の漫画やアニメ、特撮に夢中になって育ち、「モブサイコ100」「HUNTER×HUNTER」「ゴールデンカムイ」といった漫画が好きだという山新さんに、どのような経緯で AREA21 の MV のキャラクターデザインをすることになったのか、AREA21 のキャラクターデザインを手掛けた中での裏話なども伺ってみた。
▼『グレイテスト・ヒッツ Vol. 1』ジャケット写真
山新さんから見たアメリカのアニメシーンとは？
Q：山新さんがアニメをデザインする上でのこだわりは？もちろん作品全体を理解し、監督の意図を重視します。また、キャラクターは多種多様（人種、性別、体型、年齢、etc)な要素をできるかぎり取り入れるよう努力しております。それと、楽しさを忘れないこと。
Q：アメリカでお仕事をされるなかで、日本との違いや、アメリカで喜ばれるデザイン傾向などはありますか？
日本との違いは、作業が細分化されています。例えばアメリカでは、背景を描く人と色を塗る人は別です。
また、日本ではアニメは多様性がありますが、アメリカではまだまだアニメやアニメーションは子供向けの物だと思われてる印象があります。アメリカは多種多様な国なので、まだ表現されていない人たちの物語が沢山ありますし、これからはその方達を先頭にどんどん色々な角度と目線から物語を取り上げられれば素晴らしいことであると同時に、日本では作れないストーリーを繰り出せると信じております。
Q：アメリカではコミコンなども盛況ですが、いわゆるオタクではない、一般のアメリカ人の方々の中にもアニメファンは増えている印象ですか？ また、日本のアニメは、アメリカでは一過性のブームでしょうか、それともこのまま定着すると思われますか？
増えていると思います。アメリカでは日本のアニメは Netflix や動画配信サービスなどでどんどん知れ渡っているので、ますます定着していくと思います。まだこちらのアニメーション業界では日本のアニメに対して偏見がありますが、今では日本のアニメを見て育った世代がプロジェクトの先頭になり、その影響を受け作品に反映しています。Jeremy Polgar さん（AREA21/ディレクター）もそうですし、スタッフの何人かもアニメを見て育ったとのことです。
フリーランスの仕事から AREA21 のリード・キャラクター・デザイナーに大抜擢!!
Q：AREA21のキャラクターデザインを手掛けることになったきっかけは？Jeremy Polgar さん（AREA21/ディレクター)から、ご自身が練っているお話のフリーランスの絵のご依頼をいただいたのが最初のきっかけでした。
Jeremy Polgar さんは『モーターシティ』、『サムライジャック』、『OK K.O.! めざせヒーロー』など、色々な作品に関わってきた方で、その中でも 『スペース☆ダンディ』という日本のアニメにも関わっていたと知っていたので、お声をかけて頂いた時とても嬉しかったのですが、正直な話、最初は私を違う人と間違えているのではないか、と疑いました。
フリーランスのお仕事を終えた何日か後に、Jeremy Polgar さんが AREA21 の MV の監督になったとご報告があり、リード・キャラクター・デザイナーのお誘いを頂いたんです。
AREA21 のミュージック・ビデオを見ても分かると思いますが、ご本人は発想が豊かでとてもユーモアのある楽しい方です。様々な凄い方たちと一緒にお仕事させていただくのは、非常にプレッシャーでしたが、とても刺激のある良い経験でした。
Q：2人のエイリアンのキャラクターについて、どのような点に留意してデザインされましたか？
エイリアンの M と M のデザインコンセプトは、Chase Conley さんというアーティストが手がけていて、それを Jeremy Polgar さんと私でどう動きやすく親しみやすい感じにできるか、という感じでデザインしました。
Q：キャラクターに関してこだわった点は？
AREA21 のロゴに使われている三角の形をデザインのモチーフとしていたるところに盛り込んでおります。
Q：できあがってきたビデオを最初に観たときの感想を教えてください。
凄く興奮しましたし、感激でした！
「La La La」の公開日のときは在宅勤務だったので、スタッフの間で使ってるチャット・ルームに集まり、皆で完成を喜び盛り上がりました。
Q：ビデオのどこに注目して欲しいですか？
スタッフ共々凄く頑張ったので、隅々まで見て欲しいです。アニメーションももちろんですが、M と M が訪れる色々なロケーション、鮮やかな色彩や 3D など楽しんで見ていただければと思います。M と M が地球に滞在してどう物語を繰り広げていくのか、地球に来て何を学ぶのか、最後まで見届けてください。度々登場するキャラクターもいるので、二人とどういう関係なのか知るのも楽しみの一つです。
Q：デザインされたキャラクターの中でお気に入りは？
「Pogo」に出てくる丸っこいウサギが好きです。
Q：ミュージック・ビデオの制作という点で、これまでに関わってきた映画やアニメ作品と違った点は？
ほとんどのスタッフさん（特にアニメーターの方々）が、アメリカ国内ではなく色々な国から集まっていた点です。
Q：クレジットを見ると非常に多くの人々が関わっているようですが、山新さんも制作チームの一員として、一貫して AREA21 の MV に携わっていたのでしょうか？
私のみならず、スタッフ勢が最後まで関わっておりました。残り僅かですが、今回のアニメーション・シリーズの MV では、リード・キャラクター・デザイナーとして最後まで関わっております。
Q：今回の AREA21 の制作の感想と、そこから得たものを教えてください。
M と M の音楽 + アニメーションというコラボレーションが凄く貴重な経験でしたし、チームの皆さんとお仕事ができことがとても嬉しいです。一緒に働いたアーティストやアニメーター、そしてスタッフの方々には感謝しきれません。この経験を元にコミュニケーション、コラボレーション、そして他者への感謝はとても大事だと実感しました。また皆さんと一緒にお仕事をさせていただく機会があれば幸いです。
Q：今後挑戦したいことや夢を教えてください！
私はアニメーションでのお仕事はまだ経験が浅いので、今はまだ様々な作品に関わって、色々な方々の下で学び、経験を積んでいきたいです。夢は、憧れている日本アニメのスタッフさん方と、いつか何らかの形で仕事で関われる機会があれば、と思います。
▼山新麻里子さんプロフィール画像
最近では、大人気サッカーゲーム「FIFA 22」のスペシャルキットに関する FIFA の投稿にも、Swedish House Mafia（スウェディッシュ・ハウス・マフィア）、DJ Snake（DJ スネイク）といった EDM シーンの超人気アーティストたちと共にメンションを付けられていた AREA21。
様々な方面からの注目を集める話題の超強力デュオから目が離せない！ アルバムリリースまで１ヶ月を切った今、MV で M と M の地球での冒険をおさらいし、今後の動向に注目しよう！
【リリース情報】
デビュー・アルバム『グレイテスト・ヒッツ Vol. 1』2021年11月12日発売
価 格：¥2,750 (税込)
品 番：UICH-1016
初回プレス盤限定封入特典：
・AREA21 キャラクタ―・ステッカー（１シート４絵柄）
・AREA21 オリジナルTシャツ抽選応募用シリアル・ナンバー
ニュー・シングル「Own the Night」
2021.10.15 RELEASE
AREA21
AREA21 日本公式サイトOfficial Web Site
TikTok
LINE
