FOX31 に報道によると、アメリカの音楽雑誌 Rolling Stone から「全米ナンバー1の野外劇場」と称された経歴を持ち、アーティストにとってはヘッドライン公演を開催することが1つのステータスでもあるアメリカ・コロラド州に構える『Red Rocks Amphitheatre(レッドロックス野外劇場)』にて、非営利団体 Friends of Red Rocks が「Red Rocks が創り出す魔法を守るため」会場側から禁止されているチューイング・ガム22kg 取り除く作業を行った。
 

Red Rocks の会場は、ガムをはじめ、フラフープ、アルコール、傘、フルフェイスマスク、メガホンなどの持ち込みを禁止している。
Friends of Red Rocks は上記写真のように、座席の下からチューイングガムをこすり、ガム取り除いたとのことだ。そして座席の下から取り除いたチューイングガムの総量は、なんと約50ポンド (約22.6 kg)にもなるという。


Friends of Red Rocks のボランティアの1人である Pia Valeriana は FOX31 に対し、以下のようにコメントしている。

ガムを会場内に持ち込むことは禁止されています。でもどうやってそれを防ぐのですか? 皆さんポケットに入れていたり、バッグの中にしまっています。

乾燥したガムはほとんど重さがないのにも関わらず、22kg ものガムが取り除かれている。人々が 「責任を持ってガムを噛む」 ようになり、座席の下ではなく紙にガムを捨てるようになることを願っている。

Red Rocks は、2024年3月30日を皮切りに夏シーズンずっと運営される。
毎週末、一晩に約1万人を収容できる会場となっている。ボランティア団体 Friends of Red Rocks は、1999年に設立され「Red Rocks Park and Amphitheatre を常に清掃したりアクティビティを行うことで Red Rocks をそのままの美しい場所として維持する」というミッションを持ち活動している。

2023年度に Friends of Red Rocks は会場から186kg のゴミと92kg のリサイクルできるものを撤去したとのことだ。