Giles Smith, 今やロンドンで最も輝かしい名前の一つとなった彼のキャリアは15歳より熱心にレコードを集めていた青年が、2000年にロンドンに移った時から幕を開ける。
ロンドンに移って程なくして彼は英ハウスの名門レーベル Junior Boys Own のイベントFaith でのDJの座を射止めることとなる。そこで彼は X-Press 2, Terry Farley といった国内のスターや Doc Martin, Kerri Chandler といったインターナショナルなゲストとも共演を経験。英ハウスシーンの中核からそのキャリアをスタートさせる。
2001年にはUKやイビサの快楽的でカッティングエッジなシーンからの影響を存分に反映させたパーティ Secretsundaze をスタート。独自の審美眼により選ばれたゲストDJ(Ricardo Villalobos, Carl Craig, Steve Bug, Mike Shannon, Luciano, Ame, Losoul Ivan Smagghe, Jay Haze)と、ウワサを聞きつけてヨーロッパ中から集まるパーティピープルにより瞬く間にロンドンでもっとも人気のパーティへと昇りつめる。
これら夏の日曜日の午後に開催されていた快楽的で華やかな色彩を帯びたパーティはメディアにも注目され、2005年には雑誌 Time Out の The Time Out Live Awards 2005 にて "Best Club Night" を、2006年には Mixmag の "Club of The Year" に選出される。また常に新しい才能をいち早くシーンに紹介するその先見性でも一目置かれるイベントへと成長し、イビサや、バルセロナの Sonar Festival、 オーストリアで開催される Snowbombing などでのサテライトパーティでもその真価を発揮、ヨーロッパを代表するパーティの一つとして確固たる地位を築くにいたる。
2003年には Giles 本人も Time Out で 'Best New DJ" に輝き、イギリス国内はもとより、ベルリンの Panorama Bar, Weekend, Watergate、フランクフルトの Robert Johnson や Monza、ジュネーブの Weetamix, アムステルダムの Club 11, パリの The Rex、 イビサの Space と The Underground など、そうそうたるクラブでそのプレイを披露してきている。ミニマルテクノとディープハウスを基調とした安定感のあるプレイと、奥行きのある楽曲知識に裏打ちされた懐の深さは一級品で、現在のロンドンサウンドを象徴するDJの一人といえるだろう。
2007年9月には初となる Secretsundaze のミックスコンピレーションCD を相方のJames Priestleyと共に発表。シンプルにも 'secretsundaze volume 1" と題されたCDはここ日本でも耳の早いクラバーの間で大きな話題となり、去年から今年にかけての必聴盤となっている。