BIGBANG、2NE1、PSYら多くの実力派アーティストが所属するYG ENTERTAINMENTが約8年振りに放つ第2のボーイズグループWINNER。9月11日から初のジャパンツアー「WINNER 1st JAPAN TOUR 2014」をZEPP TOKYOよりスタートさせた。

自身初となるジャパンツアーはアルバムタイトル「2014 S/S -Japan Collection-」の文字通り、シティーボーイ、スタイリッシュなどWINNERのキーワード、ブランディングを全面に打ち出したファーストライブツアー。衣装もさることながら、冒頭はファッションショー的な演出で、スモークが炊かれたステージに各メンバーがシルエットで登場。NYのネオン街、ショー劇場などをイメージした舞台演出の中で、彼らが全曲作詞、作曲に参加したアルバムの世界観を見事にライブ/ダンスで表現している。



さらに、今回のパフォーマンスを通して特筆すべきは、韓国のボーイズグループといえば、ダンス曲(パフォーマンス)が主体であり、WINNERにもノリのいいアッパーなダンスチューンが存在するが、彼らはダンスパフォーマンス中心に魅せることだけでなく、誰しもが心の中に秘めた感情、感性に訴えかける音楽・歌を聴かせることに重点を置いた無類のボーイズグループであるというところだ。5人がまったく異なる声質を持つだけに、各々の歌声が強調され、5つの感情が楽曲にとてつもない奥行きをもたらしている。



そして、彼等が『WIN:Who Is Next』で勝利を手にした「GO UP」や韓国での大ヒット曲「COLOR RING」「EMPTY」をはじめ、全19曲を歌唱し約2時間に及んだ今回のファーストライブは、リーダーのカン・スンユンの「僕たちの音楽の本質は誰かに勝つこと(WIN)ではなく、癒すこと。そして、結果的に聴いた人たちがWINNERとなって、前向きな強い心を持って欲しいです。」という言葉にある通り、彼らのひたむきで情熱的な姿勢、音楽に対する想いが真摯に伝わる貴重なライブであり、今後も日本のリスナーの心を捉え、WINNERが放つ音楽が大きな感動と衝撃を与えることは間違いない。



なお、WINNER初のジャパンツアーは、このZEPP TOKYO公演ののち、9月23日札幌・ZEPP SAPPORO 1公演、9月28日福岡・ZEPP FUKUOKA 1公演、9月30日、10月1日名古屋・ZEPP NAGOYA 2公演、10月3日、4日の大阪・ZEPP NAMBA 3公演、10月10日、11日東京・ZEPP TOKYO 3公演の全5都市11公演を予定している。