イギリス・ウスターシャーのギダーミンスターに住む Kenny Wilding（42歳）は、ステージ4の直腸がんを患う友人の25歳になる娘の Megan Smith が、病気の治癒の可能性があり「生存の最後のチャンス」である臨床試験をアメリカで受けるための資金15万ポンド（約2,120万円）を集めるための宣伝手段として、イギリスの首相であるボリス・ジョンソンの顔の巨大なタトゥーを自分のお腹に入れたという。
 
Kenny Wilding は以下のように述べている。

「Bozza（ボリス首相）は伝説であり、彼のタトゥーを入れた人を見たことがない。痛いです。僕はほとんど泣いていると言えるだろう。最初は Bozza のタトゥーを後悔するかもしれないと思ったが、皆これが大好きだよね。スペシャルな若い女性のように（タトゥーを）後悔することはないよ」

このタトゥーを入れるため、施術には2時間程度を要したとのことだ。
Kenny Wilding は、最初に病と闘う Megan Smith へのオマージュとして、腕に「メグの軍隊」というタトゥーを入れた後、このボリス首相の顔のタトゥーを腹に入れたという。
通常、タトゥーを入れるためには200ポンドが掛かったが、この料金は Megan Smith へのチャリティのために800ポンドを集める手伝いをしてくれた友人が寄付してくれたとのことだ。

直腸ガンと闘う Megan Smith は、直腸ガン患者の中でも8％のみに発生する、ガンの広がりが早い攻撃的な突然変異タイプのガンを患っているとのことだ。Megan Smith が十分な資金を調達できる場合、彼女はカリフォルニア州ロサンゼルスのクック医療センターで治療が可能となる。
Megan Smith の姉である Terri Smith は、以下のように述べている。

「Kenny が Megan の治療のため、ボリス・ジョンソンのタトゥーを入れてお金を稼ぐと最初に言ったとき、私たちは皆笑いましたが、それは素晴らしいアイディアだと思いました。

それは現在起こっている全てのものと非常に関連性があり、とても Kenny らしいことです。彼はとてもユーモラスで、とにかく人々を笑わせることを愛しています。困難に直面するときにはなおのことです。

このサポートは、誰もが圧倒的だと言っているし、絶対に素晴らしいことです。

私の妹は、この酷い病気と闘うために彼女が得ることができる全ての助けとサポートを必要としています。そして、私と私の家族は皆の親切全てにとても感謝しています」

Kenny によるこのキャンペーンはこれまでに51,000ポンド以上を集めているが、Megan Smith の治療のためにはあと99,000ポンドという多額の寄付を必要としている。いくらからでも寄付できるので（別途寄付サイトへのチップ有り）、お財布に余裕がある方は支援してみてはいかがだろうか。

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