アメリカ出身の大人気シンガソングライター Taylor Swift(テイラー・スウィフト)が、アメリカの情報番組 "Good Morning America" に現地時間11日(木)に出演し、Taylor Swift のファースト・アルバム『Fearless』を再レコーディングし、2021年4月9日(金)にリリースすることを発表した。

約13年前にリリースされた Taylor Swift の『Fearless』を再レコーディングすることになった理由とは

『​Fearless』は Taylor Swift がリリースしたアルバムの中で最も売れたアルバムの1つで、約700万枚以上の売り上げを誇っている。だが、Taylor Swift は、このアルバムを含む2019年以上にリリースした大ヒット・トラック "We Are Never Ever Getting Back Together"、"Mine"、"Shake It Off" などの原盤権の権利を所有していない

そのため、こういった権利を所有していないヒット曲を再収録し、最新の「Taylor’s Version」とすることで、その楽曲たちを Taylor Swift 自身で管理・コントロールすることが可能となるわけだ。再収録された楽曲たちは、Taylor Swift のものとなる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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これはあくまでアメリカ国内での話ではあるが、アーティストがレーベルと契約する場合、一般的な法的取り決めでは、レコード会社にレコードの著作権の所有権が与えられる。これは一般に「原盤権」として知られている。また、アーティストは収益の一定割合を受け取るが、管理することはできないとのことだ。

マイアミ・フロスト音楽大学の音楽ビジネスプログラム責任者、セローナ・エルトン氏によると「Taylor には忠実で献身的なファンがたくさんいるので、彼女がファンたちに昔の曲ではなく、彼女が所有している最新バージョンを聴いて欲しい、と発言するのに十分な力を持っている」という。

その第1段目の再レコーディングとしてリリースしたのが大ヒット・トラック "Love Story" だ。このリリースにより Taylor は "Love Story(Taylor Version)" の所有者となり、コントロールすることができるほか、収益も得ることが可能となる。
 

Taylor Swift は Instagram にて下記のコメントを残している。

私がリリースした6枚のアルバムをなぜリメイクするかを色々と話して来たけど、私が選んだこの方法が、私がどこから来たのかということを明確にするのに役立つと思うわ。様々な理由があるけど、アーティストは作品を自分で所持するべきだと思う。最も明らかなことは、アーティスト自身だけが作品について最も知っているってことよ。

Fearless』は全26曲入りとなっており、そのうち6曲は未発表曲であるとのことだ。再収録される楽曲はこの13年間を経て、どのような「最新バージョン」に変化しているのだろうか。リリースを楽しみに待とう!

>>"Love Story(Taylor Version)" 視聴はこちらから!

 

Taylor Swift

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