スペインの至宝。そしてテクノ界で現在、最もカッテイングエッジな作品を生み出しているプロデューサ兼アーティストがEduardo De La Calleだ。彼の音楽は彼が経験してきた知的でスピリチャルな遍歴なくしては語ることはできない。エドゥアルド が20年以上に渡りリリースしてきた妥協のない数々の作品は、内面の変化や自己改革の過程を通過することによる影響が大きく反映されている。それはバクティヨガの修行とその精神を知ることよる日々の精進と多文化を理解し受け入れるところを原点に作られてきた音楽でもある。
マドリッドに生まれフラメンコの中心地として知られているアンダルシア地方のカディスで育ったエドゥアルドはSisters Of MercyやNew Order、Neon JudgementやSneak Coreを通じてエレクトロニックミュージックを知り、その後90年代初期に起こった、テクノシーンの隆盛時代の衝撃的な現場と出会ったことが現在の活動に結びついている。そしてカディスでレコード屋を開き今に至るまでのその第一歩を踏み出した。その後バルセロナやベルリンへ移り住み第二の音楽人生をスタートさせ、その過程で様々なレーベルからのリリースやベルリンのパノラマバーなどでのギグを通じ、徐々にEduardo De La Calleの名は広がっていった。最近は再びスペインに戻り、南部のマラガ近くの山あいにスタジオを建てインターネットもない環境下で暮らしながらもMental Groove, Minus 12, Modularz, Non Series, Mule Musiqueなどのレーベルから作品をリリース。
そしてLucianoが主宰するCadenzaから素晴らしい作品をリリースしたことで彼の名はさらに全世界へと広まった。また、CadenzaのポッドキャストでのDJ MIXによってDJとしての注目度も高くなっていった。楽曲制作、DJ活動の合間には、サンプリングやコラボしたアーティストとのインタビューをおさめたエレクトロニックミュージックの歴史や成り立ち、さらには今後の動向など様々な角度で自らでディレクションしたドキュメンタリーフィルム"Beatz"のロンドンでの上映会を開催するなど、アーチストとして精力的で多角的な活動も展開している。2016年、今年に入ってからは、CadenzaよりANIMA ANIMUS EPをリリース。スイスの老舗レーベルMENTAL GROOVEからは、CD、デジタル、12インチでのフルアルバムをリリース。12インチ・レコードにおいては6枚組のボックスセット仕様となっている。
Eduardo De La Calle - Blade Runner (Edit)
https://www.youtube.com/watch?v=mew9xUP2f9M
D...
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