Photo Credit: Yoshika Horita

ダフト・パンクのヒット・ソングをアカペラでメドレー・カバーした「ダフト・パンク・メドレー」で一躍世界的な人気を博し、現在までの公式チャンネルのYouTube総再生回数が5億回を超えるなど世界中で話題沸騰中のアカペラ・グループ、ペンタトニックス(Pentatonix)。閉幕したばかりのSUMMER SONIC 2014でも東京、大阪の出演ステージのヘッドライナーとして熱演を披露し、特に東京のステージでは熱狂的なファンで会場を埋め尽くすなど大きく話題を呼んだ彼らがその興奮冷めやらぬ中、8月18日(月)ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 グランドステージにて日本デビュー盤『PTX Vols. 1&2(ジャパン・エディション)』のリリース・イベントを行った。

ペンタトニックスのサポート・アクトとしてこの日まずステージに上がったのは10月29日にメジャーデビューする “研 ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す”ことをテーマに最強の歌少女たちが全国から集まって結成された平均年齢15歳の女子中高生ボーカル・ユニット、Little Glee Monster。

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登場後、High School Musicalの「What time is it」や「Lady Marmalade」などカバー曲を含む5曲を熱唱。まだ中高生とは思えない力強い歌声に会場は驚き、彼女たちのパフォーマンスに一気に引き込まれる。そして10月29日発売のメジャーデビューシングル「放課後ハイファイブ」を披露。メンバーのmanakaは「日頃つらいことがあっても、この曲を聴いて元気になってほしい」とコメントし、軽快なリズムと完璧なハーモニーで会場を魅了した。

その後、Little Glee Monsterの呼び込みでペンタトニックスのビート・ボクシング担当、ケヴィンとベース担当のアヴィがステージにサプライズ登場。Little Glee Monsterのたっての希望で実現したこの日のためにスペシャルなアレンジが加えられたオリジナル楽曲「HARMONY」のコラボ・パフォーマンスが行われ、ペンタトニックスの日本での初コラボーレションに会場が大いに沸いた。

Photo Credit: Yoshika Horita

Little Glee Monsterのmanakaはコラボレーションを終えて「SUMMER SONIC2014でも観させていただいてペンタトニックスは世界最強のグループだと思いました!そんなワールドワイドな方々と一緒のステージでパフォーマンスさせていただき、私たちの曲まで一緒に歌っていただき、夢のようでした。私たちもまたコラボレーションさせていただけるよう頑張ります」とコメント。ペンタトニックスのケヴィンとアヴィもコラボレーションを終えて、「本当に才能にあふれる素晴らしいアーティストだ」とLittle Glee Monsterを大絶賛した。

その後、この日の主役、ペンタトニックスのメンバー全員がステージに登場。公式YouTubeアカウントで8,500万回以上の再生数を超え、ペンタトニックスという存在を世に知らしめた「ダフト・パンク・メドレー」を始め、関連動画の総再生回数は5億回を突破する彼ら。そんな彼らが登場するなり、会場を埋め尽くした5000人の歓声が鳴りひびき、これから始まるステージへの期待に包まれる。

早速、最新曲「プロブレム」(アリアナ・グランデのカバー)で幕を明けたライヴは、早くも本曲中盤で展開されるミッチの高速ラップが炸裂して一気にヒートアップ!5人の個性が凝縮されたパフォーマンスで1曲にして場内の集中を高めていく。その後も「テレフォン」(レディ・ガガのカヴァー)、さらにビヨンセの楽曲を流れるような構成でメドレーで展開する「エヴォリューション・オブ・ビヨンセ」が始まると、会場は彼らの“声”だけで構築された音楽の世界に驚きと歓喜でヒートアップ。MCではカースティが「今日はみんな来てくれてありがとう!愛してます!」と日本語で挨拶、スコットが「日本に来れたのはみんなのおかげ。第2の故郷みたいだよ、みんなに感謝してるよ」と日本のアツいサポートに感謝を述べた。そして、本編ラストに「ダフト・パンク・メドレー」をパフォーマンスすると、会場のボルテージに最高潮に!

この後、冷めやらぬ会場のテンションに応えて、アンコールで2曲追加パフォーマンス、計10曲約に渡るハイ・パフォーマンスのステージを終えた彼らは会場につめかけたファンと一緒に記念撮影を行い、「また、すぐ日本に戻ってくるからね!」とファンとの再会を誓って、イベントの幕が下りた。