Native Instrumentsが「TRAKTOR PRO 2」用の次世代プロ・デッキ・コントローラー「TRAKTOR KONTROL D2」のリリースを発表した。

TRAKTOR KONTROL D2の革新的タッチ・アンド・シー・ワークフローによってDJはラップトップの画面を見ることなくパフォーマンスに集中することができる。また、D2のコンパクトなデザインがクラブ内での容易な機材セットアップを可能にしている。
 

TRAKTOR KONTROL D2は既に発売されているTRAKTOR KONTROL S8と併せてStemsに対応する初のDJハードウェア・コントローラーとなる。Stemsは個々のパートを使いマルチ・チャンネルのミックスを可能とするオープン・オーディオ・フォーマットで、近々に情報公開が予定されている。頑丈な設計、軽量、コンパクトなD2が、ツアーDJにとって理想的なパフォーマンス・デッキとなることでしょう。
 
TRAKTOR KONTROL D2のタッチ・アンド・シー技術が多感覚なDJ経験を提供。フルカラーのディスプレイにはトラック波形がベクター表示され、タッチセンシ ティブ・ノブがアクティベートされている間は、コントローラーを触るだけで関連情報をポップアップ表示することができる。例えばブラウザー・ノブをさわるとブラウザー・ビューがトリガーされコントローラーから直接トラックの選択を行うことができるようになる。パフォーマンス・パネルはトラック波形の上に表示され、BPM、キー、フィルター、エフェクターの数値の確認や変更を行うことができる。LEDガイドによるタッチ・ストリップはモーション・センシティブ・ピッチベンドやトラック・ シーキング、アナログレコードのスクラッチ・エミュレーションを行い、DJブースのような暗い環境であっても操作を行うことができる。
 
TRAKTOR KONTROL D2はTRAKTORのデッキ機能能力を引き出し、プロDJにとってのトレードマークとなるサウンドを作り出す。4つのフェーダーはRemix Deck専用のデッキ・フェーダーとなりサンプルやルー プへのアクセスを容易にする。8つのカラーパッドはトリガー・スイッチとして、ホット・キューモードの際の調整スイッチとして、フリーズモードの際にはトラックをリアレンジするスイッチとなる。Stemファイルをロードした際にはパフォーマンスノブとフェーダーを使い、Remix Deckの操作と同じ要領で、それぞれのStemパートを操作することができるようになる。
 
KONTROL D2のコンパクトで軽量、頑丈なデザインがツアー中の移動や、クラブにおけるセットアップ時の負担を軽減。また、4つの折りたたみ式ラバーパッドによって本体を一般的なDJセットアッ プの高さに調節することや、自由な角度に傾けることが可能。一台のD2からはTRAKTORの2つのデッキ・ナビゲートが可能だ。本体後部には2つのUSBポートを装備し、2台のD2を連結するシステムを簡単に構築することもできる。付属する電源スプリッター・ケーブルによって2台のD2への電源供給も可能となっている。
 
TRAKTOR KONTROL D2の核となる機能を支えているのは、付属するTRAKTOR PRO 2 ソフトウェアによるもの。数々の受賞歴に輝き世界中のプロフェッショナルDJによって愛用されている革 新的DJソフトウェアTRAKTOR PRO 2には4つのデッキ、30以上のスタジオ・クラスのエフェクト、クリエイティブなループやキューを作る数々のパワフルな機能が装備し、独自のスタイルをカスタマイズすることのできる刺激的なDJの可能性を提供している。
 
TRAKTOR KONTROL D2はNIオンラインショップもしくはNI製品取扱店にて、2015年5月4日からの販売開始を予定。また、Stemsフォーマットの一般公開とD2への完全対応は2015年夏を予定。