去る11月4日、パフ・ダディことショーン“ディディ”コムズが、自らの誕生日であるこの日に、彼の原点である“パフ・ダディ・アンド・ザ・ファミリー”名義で、13曲入りアルバム作品(彼はそれを敢えて“アルバム”と呼ばずに“ソニック・モーション・ピクチャー”と呼んでいるが)『MMM(“Money Making Mitch”の略)』を無料ストリーミング配信という形で発表し話題となっていたが、本日あらためて本作品のダウンロード配信がスタートした(iTunesではさらにボーナストラック3曲を本日より2週間先行で入手できる)。これに際し、「自分の誕生日に、ファンへのプレゼントとして『MMM』を無料配信するということ以上に、素晴らしい祝い方があるだろうか?『MMM』 はファンへの感謝の気持ちを示すものであると同時に、俺の最後のアルバムである『ノー・ウェイ・アウト2』、最終章へ向けての序章であり、その始まりなんだ。」と、パフ・ダディ本人が語っているように、自分のキャリア/人生を一つの物語に見立て、の壮大なエンディングへ向けて自らファイナル・カウントダウンを始めてしまうというあたりがなんとも“帝王”らしい。
また、そのジャケットには90年代~2000年代に一世を風靡したスーパー・モデル、ケイト・モスを従え、白い毛皮を纏った“帝王”パフ・ダディの姿が配されるという、正にこの時代を生きた音楽ファンには垂涎モノのスタイリッシュな絵柄となっているが、このジャケットが物語るように、作品全体の内容は90年代の彼の全盛期時代の雰囲気を纏いつつ、その時代に活躍したバッド・ボーイ・レコードのアーティスト(リル・キム、スタイルスP、ジャダキス等)から、現在活躍する人気ヒップ・ホップ・アーティスト(フューチャ―、トラヴィス・スコット、ビッグ・ショーン、ウィズ・カリファ、キング・ロス等)までが客演を果たし、帝王パフ・ダディの過去~現在を鮮やかに描き出した、彼の全盛を知る人にも、そうでない人にも存分に楽しめる作品となっている。

 
【Bad Boy Entertainment/バッド・ボーイ・エンターテインメントについて】
バッド・ボーイ・エンターテイメントはパフ・ダディことショーン“ディディ”コムズによって立ちあげられた世界的な音楽エンターテイメント・レーベルである。バッド・ボーイはヒップヒップのパイオニアとして20年以上に渡り、音楽業界におけるトップクラスのプロダクション、販売、出版、プロモーション、そしてマーケティング会社として名を馳せ、これまでに設立者自身であり、アーティストでもあるパフ・ダディ始め、ノートリアス・ビッグ、クレイグ・マック、メイス、フェイス・エヴァンズ、112、マリオ・ウィナンス、ドリーム、ブラック・ロブ、ザ・ロックス、ニュー・エディション、ダニティ・ケイン、カール・トーマス、ヤング・ジョック、トータル、ケイシー、フレンチ・モンタナ、マシーン・ガン・ケリー、ジャネール・モネイなど数多くの名だたるヒップホップ/R&Bアーティストを輩出してきた。現在、バッド・ボーイはソニー・ミュージック・エンターテイメント傘下のエピック・レコーズと独占的な合併レーベル事業を運営している(なお、バッド・ボーイ/アトランティック所属アーティストであるジャネール・モネイを含め、バッド・ボーイのカタログは、これまでのワーナー・ミュージック・グループとの事業契約に基づき、引き続きワーナー・ミュージック・グループに属する)。一方、フレンチ・モンタナ、ケイシー、MGKら現在バッドボーイに所属するアーティストに関してはバッド・ボーイ・インプリント傘下のインタースコープに残る。