マイアミのプロデューサーDJ Khaledといえば名曲「All I Do Is Win」。これは、今年のSensation JapanでもLaidback Lukeがトリのセットリストにも含めたヒップホップの名チューン。Ludacris、Snoop Dogg、Rick RossやT-Painなどもう史上最強のコラボレーションとなった。
 


最近音楽での活動は少ないものの、ソーシャルメディアで話題をみせているDJ Khaled。毎年DJの収入ランキングを出すフォーブズ誌までが彼のソーシャルメディアで発揮する存在感と威力に注目を寄せるほどだ。200万回の閲覧数に、Snapchat Storyは何と4000-5000ほどのスクリーンショットを受けている。

ソーシャルメディアでも彼のSnapchat(ユーザー名:djkhaled305)がとくに話題を呼んでいる。(DJでフォローすべきSnapchatユーザーネームリストはこちらまで
 


私生活のどうでもいいこと、庭のお手入れ、ボディクリームの紹介、エレベーターの中での自分などごく一般的なライフスタイルでも常にポジティブな一言を添える彼の人間性が話題となったのだ。彼がよくSnapchatで使うTheyとは、自分を嫌いな人たち(ヘイターズ・haters)や自分の成功を求めない人々のことを指す。Khaledによれば、世の中に愛情があるのは、それを持たない人がいるからこそ存在するという。よってそんな自分の不幸を求める人たちの通りでなく、彼らが望まないことをやればいいと言い切る。きっと、セレブ界を生き抜き、様々な苦労をしている彼だからこそ説得力を持つのだ。
 


その中でも話題となったSnapchatが友達のRick Rossの家に行こうと真夜中にジェットスキーを稼働させたところ、本当に迷子になったのだとか。真夜中でジェットスキーするのは違法だと警察に止められ、ジェットスキーで家に戻ろうとしたときに迷子に。普通だったら友達にかけたりや助けを求める中、DJ Khaledは何とすべての一環をSnapchatにおさめ、ドキュメンタリーのように録画。これがきっかけで多くのフォロワーを獲得。

彼のSnapchatはヒップホップで名誉を獲得したDJ Khaledではなく、「私生活の一般人DJ Khaled」をみれることから多くのスナップを投稿。よく植物のスナップをすることが話題だが、その裏には深い意味が。これだけ成功を得た今のDJ Khaledは植物をみると、自分は植物すら買えず、部屋にも家具がなく車やレコードの上で寝泊まりしていた昔のことを思い出すのだ。そして彼の名言でもある「The Key To More Success」(成功を手に入れるための鍵)というものを日々メッセージにしているのだ。

またよく、彼のスナップチャットに登場するのがライオンの像。これは、単なるライオンではない。庭に飾っている理由にはDJ Khaledが大切にするライオン・オーダーという考え方があるのだ。彼にとってライオンは、ジャングルの王様であるだけでなく、すべてのことに目を向け、ディープな生き物である。そのような考え方はあのレゲーの神様ボブ・マーレーの息子ローハン・マレーから影響されたと話す。

多くのインスピレーションを与えているDJ Khaled。あのジャスティン・ビーバーも彼の人生のボジティブさに圧巻。何と多くの学生にも勇気を与えている事実から、大学などからの講演オファーがくるほどに。そして、Calvin Harris、DJ Snake、Taylor Swiftという豪華なメンツがDJ Khaledのモノマネをするまでに彼のスタイルは定着。
 


今求められているのはDJ Khaledではなく、Khaled本人なのだ。
 


そんなソーシャルメディアでの注目が高いDJ Khaledは、The Weekndの千秋楽公演にゲストとして招かれた。オープニングアクトには、JustinとコラボしたHalsey、banks以外にもあのTravi$ Scottが参加し、Travi$ ScottとDJ Khaledのツーショットに観客も最高潮のヒートアップ。

そんな2015年のSnapchatの顔とみえるDJ Khaledの名曲を全く違うスタイルにアレンジしたフューチャーポップのPrince Fox。是非とも原曲と比べてほしい。