ダンスミュージックの楽曲に大きな影響を与えるヴォーカリストの存在。
Steve Angelloも、そのヴォーカリストがいわゆるEDMの存続性にも繋がっていると言及している。
ヴォーカリストは一種の楽器。音楽に更なる深みを与える。

そこで、今回は、iFLYER特集として、注目すべき伝統的なヴォーカリストから新人までを一挙紹介!

1 トランス名曲にかかせないオーストラリアヴォーカリストEmma Hewitt


彼女は、オーストラリアのロックバンドMissing Hoursのヴォーカルという経歴を持ち、音楽業界歴は長い。今では、ロサンゼルスに拠点を移し、多くのエレクトロニックダンスミュージックの楽曲のソングライターとして活躍している。
ロックミュージックというバックグラウンドからプログレシッヴハウスへと移行し、Chris Lakeと「Carry Me Away」でコラボを果たす。
その他にも、Armin Van Buuren、Cosmic Gate、Dash Berlinなどと共演してきた、名曲に欠かせない存在なのだ。
 
 

2 Cash CashやDavid Guettaの名曲に登場する力強いヴォーカリストBebe Rexha


Bebe Rexhaを知らない人はいないだろう。Fall Out BoyのバンドメンバーとBlack Cardsというバンドを結成し、そのヴォーカルを務めるなど意外な経歴を持つ。シンガーソングライターという肩書きも持つ彼女は、Shinee「Lucifer」、Tinashe「All Hands On Deck」、Iggy Azalea「Team」などの楽曲を共同制作したといわれている。

彼女は、最近では、G-Eazyとの「Me Myself & I」で圧巻の歌声を披露し、そのコラボで注目を浴びている。しかし、ヒップホップに限らず、ダンスミュージック界でも大物とコラボをしている。
あのCash Cashの代表曲「Take Me Home」のヴォーカルを歌っているのは、このBebe Rexhaなのだ。
その他にも、David Guetta「Hey Mama」、Martin Garrixの新曲「Name Of Love」も彼女がヴォーカルを務めている。是非聞いてほしい。
 
 
 

3 EDM界で最も有名なアンセムを歌うヴォーカリストAmba Shepard


彼女は、2013年にElektro Magより「最もEDMでゲスト出演の期待が高いアーティスト」に選出されるほど、アンセムを担当してきた、オーストラリア発のシンガー。彼女を一躍有名にしたのが、Hardwellの「Apollo」。それ以外にも、Porter Robinson、Dyro、Nervo、Shermanologyなどとコラボも重ねている。
 
 
 

4 DJ Snakeとの「Middle」が空前の大ヒットを記録したイギリスソロアーティストBipolar Sunshine


ジャマイカ人を両親に持ち、マンチェスターで生まれたという多文化環境の中に育ったBipolar Sunshine。DJ SnakeのTwitterによれば、すでに「Middle」の後にもう一曲Bipolar Sunshineと曲にとりかかっていることをほのめかしているので、「Middle」に次ぐ大ヒットが期待できそうだ。
 
 

5 Skrillex、Major Lazerとコラボを重ねるスウェーデンのポップスターElliphant


Charli XCXのサポーティングアクトを務めた彼女は、すでにSkrillex、Diplo、MØとコラボを果たす。
 
 
 

6 Louis The Childの名曲を歌い上げた不思議な声を持つロサンゼルス発のK.Flay


2014年には、大学卒業後に、音楽のキャリアの道を進み、Snoop Dogg、Passion Pit、Third Eye Blindなどとの同行経験を持つ。ヒップホップに影響を受けながら、インディーの気質を保つというジャンルレスを基調とする。
 
 

7 エモーショナルな歌声を持つカナダ・トロントのKai


Kaiは、ダンスミュージック界だと、とくにDiploとの仕事上の付き合いが長い。まず、DiploのEP Revolutionを共同制作し、Diploオリジナル曲「Sweet Talker」の制作にも関わった。Jack Üの「Mind」も彼女が作詞。その他にも、Childish GambinoやJessie Jとも関わりを持ち、最近では、Flumeのアルバムにも登場。
 
 

8 Skrillexを魅了したシンガポールからロスに拠点を移したOWSLAの新星Mark Johns


カナダとモロッコのハーフでシンガポール生まれのMark JohnsことNaomieは、1年という短期間の作詞経験を経て、Skrillexに発掘され、OWSLAとの契約をきっかけにロサンゼルスに拠点をうつす。今後にとくに注目だ。彼女は、iFLYER 2016注目アーティストとして正月に紹介している♪
 
 

9 MAD DECENTにも登場し、Mac Millerに絶賛されるNJOMZA


DiploのMAD DECENTからリリースされたFKi 1st「For What It's Worth」、Skrillex & Team Eazy「Pretty Bye Bye」で共演。
Jack Üと一緒にTinasheやBig Seanらとのスタジオセッションの写真がInstagramに投稿されていることから、コラボも予想されているので、今後も要チェック。
 
 

10 The Chainsmokersのヒット曲を歌い上げたフィラデルフィアの「Rozes」


31週連続でチャート入りしているThe Chainsmokersの「Roses」を歌い上げるのは、歌手のRozes。サックス、ギター、トランペット、フルート、ヴァイオリンなど楽器の技術は高い。彼女の甘い声に、共感できる歌詞は、今後も活躍の場が広がりそうだ。すでに、2月にはEP Burn Wildをリリースしている。