今や個人としてだけでなく、OWSLAのボスとして、Jack Üのメンバーとして、ダンスミュージックシーンをリードする存在となったSkrillexだが、今年でデビューして6年になる。今回はデビューから6年を記念して、デビュー前から現在に至るまでの活動を振り返ります!

Skrillexの幼少期

Skrillexの本名はSonny Moore。1988年1月15日にロサンゼルスで生まれた。彼の幼少期は幾度も引越しを繰り返し、学校ではいじめに遭うこともあった。Skrillexという名前は彼の幼少期につけられたあだ名であり、Skrillexの繊細な音楽感は幼少期の経験が反映されている。


 

Skrillexとしてのデビュー前

SkrillexはDJとしてのデビュー前、Sonny Moore名義でバンドマンとして活躍していた。彼は15歳の時にポスト・ハードコアバンド「From First to Last」に加入。バンドマンとして順調にキャリアを積み、ボーカリストとして活躍していたが2006年に声帯結節で歌うことが難しくなり、やむなくバンドを脱退。

その後ソロ活動を開始し、ソロプロジェクトとしてSkrillex名義で活動を始める。

2010年、1st EP「My Name Is Skrillex」をリリース

Skrillexという名義で活動を開始したのが2008年。Twipzという名義でも活動していた時期もあった。活動開始から約2年で初のEPをリリース。このアルバムの時点ですでにSkrillexオリジナルの「EDM+ダブステップ」の音楽性は完成していた。

2010年後半にはDeadmau5とワールドツアーを開始。これを期にSkrillexはDeadmau5のレーベル「mau5trap」にサインし、EP「Scary Monsters And Nice Sprites EP」をリリース。これが長期的にチャート入りし、世間にSkrillexの名を知らしめるきっかけとなった。

2011年、「Bangarang」をリリースし、一大ヒットとなる

Skrillexは順調にキャリアを進め、2011年8月、自身のレーベル「OWSLA」の設立を発表した。このレーベルはのちにZeddやKill The Noiseなどの人気アーティストも所属することになる。

そして12月21日にEP「Bangarang」をリリース。

Skrillexが現在の地位にまで上り詰めるきっかけとなったのがこのEP。全米Billboard TOP200にて初登場19位、ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート1位など、トップDとしての地位を手に入れた。

2012年、初来日!

2012年、SkrillexはDJmagでは10位にランクインし、推定年収11億円のトップアーティスト入りを果たし、さらにグラミー賞を3部門獲得。

そして11月には待望の初来日。iFLYER当時の記事はこちら

2014年、「Reces」リリース

アルバム「Reces」はこれまでの世界観を維持しつつもAlvin RiskG-DragonCLなどといったアーティストをフィーチャーし、より広いファンを獲得した。さらにDiploとのユニットJack Üを2013年に結成し、2014年「Take Ü There」をリリース。その翌年、Jack ÜはJustin Bieberとタッグを組んで「Where Are Ü Now」をリリースし、MTV最優秀コラボレーションをはじめとした様々なアワードで賞を受賞。
 


いじめられっ子だった幼少期、元バンドマン時代の経験を経てSkrillexは世界のダンスミュージックシーンをリードする存在になり、彼の作り出す音楽が最先端のものとなる。

デビューから6年を迎えたSkrillexの今後の動きにも要注目だ。