結成25周年ミニアルバム『25』リリース、17年ぶりのテレビ朝日系「MUSIC STATION」出演など、盛り上がりを見せている電気グルーヴが11月08日(土)に結成25周年ツアー“塗糞祭”のファイナル公演をZEPP TOKYOにて開催した。

10月29日(水)からスタートした東名阪3会場4公演の同ツアーには、スペシャルゲストに砂原良徳、CMJK、スチャダラパーを迎え、まさに電気グルーヴの25年を祝い、このツアーでしか見れない、一晩で25年の軌跡を辿れる貴重なセットリストが組まれた。

最新作『25』に収録、シリーズ最新曲「電気グルーヴ25周年の歌」からスタート。ステージ上下左右一杯に組まれた巨大な白階段の中央部分に、戦闘機のコクピットさながらのDJブースが組まれ、石野卓球とサポートメンバーであるagraphの二人が音を操縦する。ステージ・フロントで縦横無尽に動くピエール瀧との三位一体のパフォーマンスにスタートから会場は大熱狂!またこの巨大な白階段にはプロジェクション・マッピングが投影され、矢継ぎ早に繰り出された『UFO』、『KARATEKA』収録の5曲で、瞬く間にトリップ・アウト。

そして最初のゲストはメジャーデビュー直後に脱退したオリジナル・メンバーCMJKが登場!卓球と瀧からのイジリに会場も爆笑!メジャー1stアルバムとなった『FLASH PAPA』から「ビコーズ」、「マイアミ天国」、「BINGO」を披露する。続いて登場したDJ TASAKAと2曲を披露。入れ換わるようにスチャダラパーが登場。この二組と言えば、この曲「聖☆おじさん」からスタート!そして、「ANI vs 瀧」、「瀧 vs ANI」を披露し、会場の熱も笑いも急上昇。とにかくトークの面白さに引っ張られていたが、最後にまさかの「今夜はブギーバック」、しかも卓球がサビを歌う!電気グルーヴのツアーというよりは、まさに祭り!全く飽きさせない演出に時間経過も忘れてしまう。

後半戦に入ると、先日ツイッターでも話題になった“この曲で事務所が潰れました”事件の「Flashback Disco」や最新曲「Baby’s on Fire」、そして、この最終日のみ出演する天久聖一が登場し「21世紀もモテたくて」を披露。そして最後のゲストは、砂原良徳。電気グルーヴ在籍時の8年間にリリースされた「富士山」や「ママケーキ」「Shangri-La」など7曲を披露。当時のアレンジなども混ぜており、昔からの電気ファンは多幸感に包まれていたに違いない。

そしてノーゲストでの最終ブロックは現体制の電気グルーヴ代表曲「モノノケダンス」「UPSIDE DOWN」から
「N.O.」の原曲である「無能の人」、そして34曲目となる最後を「電気ビリビリ」で締め括る、電気らしからぬ?高サービス且つ、贅沢な一夜。ツアータイトル“塗糞祭(とふんさい)”は、まさに25年分のあらゆるものを塗られたかのような、大きな祭りだった。

このライブは12月21日にWOWOWにてO.A.されるとの事。そして!2015年1月からスタートするケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・監督作品、テレビ東京系ドラマ24「怪奇恋愛作戦」のエンディングテーマに電気グルーヴの新曲が決定した。

“演劇界の鬼才”ケラリーノ・サンドロヴィッチが、8年ぶりのTV監督作品にして初のシリーズ監督を務める、テレビ東京系ドラマ24「怪奇恋愛作戦」のオープニングテーマ、エンディングテーマとして、女王蜂と電気グルーヴが楽曲を書き下ろすことになった。電気グルーヴはケラ監督がかつて主宰していたナゴムレコードで1988年に人生(ZIN-SAY!)としてデビューして以来、25年以上もの古い親交を持つ。今回はケラ監督たっての希望で書下ろしが実現した。電気グルーヴらしい中毒性あるミディアム・トラックで、鑑賞後のドラマの印象を左右するエンディングテーマにおいて、切なさと懐かしさを感じさせる見事な楽曲に仕上がっている。

 

 

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25

25(完全生産限定盤)