前作『飛ばしていくよ』から約1年半振りに、矢野顕子のニューアルバム『Welcome to Jupiter』が9月16日にリリースされることが明らかとなった。

テクノ創成期を自ら体感、そして数々の曲を生み出してきた矢野顕子がさらに深化させたオトナテクノミュージックを世に送り出す。本作でもコーラスゲストに、くるりの岸田繁、トラックメーカー陣には、冨田恵一、深澤秀行、Seiho、tofubeats、Ovall、AZUMA HITOMIという気鋭のアーティストたちを招集した。新曲に加え、自身の代表曲「PRAYER」や歴史的名曲「Tong Poo」、映画「モスラ」テーマソング「モスラの歌」、はっぴいえんどのカバー「颱風」、ザ・フォーク・クルセダーズのカバー「悲しくてやりきれない」などを独自の視点で変幻自在のピアノとテクノを融合させ、ジャパンテクノポップスのマスターピースを東京とニューヨークのスタジオで1年かけて完成させた。

さらに、初回限定盤には矢野のピアノと各トラックメイカーのトラックのみで再ミックスされたオトナテクノトラック集CD「Naked Jupiter」が付属される。矢野顕子の奏でる音の真髄、技術がよりわかる、ファンやビートメイカー好きには必携のディスクと言えよう。

そして、このオリジナルアルバムに先駆け、先行シングルとして「Tong Poo」の7inchアナログ盤がHMV record shopより数量限定にて9月5日(HMV record shop渋谷のみ9月1日より先行販売)にリリースが決定。同曲は、初期Yellow Magic Orchestraの代表曲の一つ、「東風」に矢野が詞をつけたもので、ライブ等でも披露されてきた人気曲。今回、Seihoとの新アレンジでの作品化となる。その一部を聞くことが出来るトレーラー映像も本日よりYouTubeにて公開された。