2015年も様々な発表や出来事があった年。音楽業界も善し悪しに関係なく、多くあった出来事からiFLYERがハイライトの瞬間を振り返る。1月からの出来事を振りかえり、ダンスミュージックがどのような変化をもたらしたかを感じよう。

2月8日のグラミー賞授賞式では、2500万人の視聴者を相手に、ダンスミュージック界のアーティストたちがそのジャンルを背負って多くの人にアピールした日でもあった。TiestoがJohn Legend「All Of Me」のリミックスで賞を受賞したり、Clean Banditも「Rather Be」でエレクトロニックミュージックの前進を見せつけた。

 

ウルトラ・マイアミ Jack Ü圧巻のクロージングパフォーマンス

  ウルトラ・マイアミで初めてJack Üがライブパフォーマンスをし、その登場ゲストが圧巻であったことはウルトラの歴史に刻まれるものとなった。Kiesza、CL、P DiddyそしてJustin Bieberが登場したこのクロージング・セットは、次また見れる日がくるのだろうか。P Diddyも思わず最後にJack Üのセットはすげえよと関心の一言。  
 
 

多くの恋愛報道もあったDJたち

  

ZeddとSelena Gomez、DiploとKaty Perryなど恋愛報道も多かった1年。様々なDJが仕事上でのコラボから恋愛への発展の噂もたったこともあった。Steve Aokiは、めでたく12月にはモデルのTiernan Cowlingとゴールイン!

そして、最強セレブカップルともいえるCalvin HarrisとTaylor Swift(愛称:CalTay)は、いまだに健全のラブラブ感をInstagramにアップ!一緒に雪だるまをつくったり、スノーモーボルを楽しんだり、BBQを友達と楽しむなど2人のゴールインにも期待したいところだ。

 

今年メインステージに登場した唯一のエレクトロニックミュージックアーティスト

  

今年のコーチェラは、多くのDJが参戦したものの、メインステージに立ったDJは一人しかいなかった。それは開催国のアメリカを代表するキャリアの長いパパDJでもあるKaskade。あのカンエ・ウェストをも微笑ませた彼の圧巻のライブステージでもあった。来年のElectroxでのヘッドライナーパフォーマンスも期待が高まる。

 

アメリカでは一般的なビッグルームハウス系の定番フェスからアンダーグラウンドのディープ系のブティックフェスへ人気の移行を見せた年



いわゆるUltra、HARD、Insomniac系統のフェスが絶大な人気を誇る中、アンダーグラウンドの音楽を牽引するプティックフェスが流行った年でもあった。CRSSD、Desert HeartsやSplash Houseなどもそうだ。また、Diplo本人も今年の振り返りでBurning Manフェスがプレイしたフェスの中で一番すきだったことも話している。今後ブティックフェスにも注目だ。

 

 

ブランディングに使用された多くのDJたちの曲



今年は、様々な産業がDJたちの曲をCMなどに起用する動きが相次いだ。Major Lazer & DJ Snake Feat Mo「Lean On」は、グーグルのNexus 5X携帯に使用されたり、SOPHIEの「Lemonade」はマックのレモネード促進販売にも使用。

 

2年間で積み上げた集大成の「Caracal」をリリースしたDisclosure

Swedish House MafiaやAbove & Beyondも経験したニューヨーク屈指のライブスペースMadison Square Gardenでの公演も大成功に終わったDisclosureはアルバム『Caracal』でLordeやSam Smithとコラボを果たした。

EDMに進出したジャスティン・ビーバー

彼の再出発ともいえるアルバム『Purpose』にはわずか19歳のプロデューサーSteve JamesやJack Üも大きく関わった。EDMと一般化されるようになったジャンルの系統に近いテイストの新型ジャスティンの曲集となった。

「Where Are Ü Now」は、AMAも受賞し、ニューヨークタイムズ誌はどのように、あの名曲のチューンが誕生したかの解説ビデオも公開した。

 

映画業界にも進出したエレクトロニックミュージック



Alessoなどのカメオ出演もあった映画We Are Your Friendsなどエレクトロニックミュージックに重点を置いた映画やドキュメンタリーが多く公開された2015年でもあった。

フランスのインディー映画Edenは、90年代のフランステクノシーンに焦点をあてた。またDaft PunkがDaft Punk Unchained、TomorrowlandがThis Was Tomorrow(日本のNetflixでも公開中)Amsterdam Dance EventがResonateなどエレクトロニックミュージックの成長を題材した多くの映画が公開された年でもあった。

カムバックや伝統的バンドの再結成発表の多い2015年

The ProdigyやThe Chemical Brothersが新アルバムを発表し、ツアーを催行するなど伝説的バンドの復活が実現する年だけでなく、Gorillaz新アルバム、LCD Soundsystem、Pendelum Live Act、Guns N Rosesなど伝説的なグループの再始動や再結成という嬉しいニュースが多い年でもあった。

トロピカルなハウスでビルボードチャートを総なめしたRobin SchulzとSpotifyで10億回以上のストリームを達成したKygo

 


「Prayer In C」やMr Probz「Waves」でダンスミュージックチャートに連続でランクインしたドイツ出身のRobin Schulz。今年はUltra Japanにも出演してくれましたね。Felix Jaehnなどドイツもニューカマーの聖地として是非注目してほしい。またCashmere Catなどのノルウェー発のDJとしてもKygoがストリーミング業界で様々な偉業を達成。

ほかにも多くのアーティストが様々な記録をぬりかえた年でもありましたね。あなたの一番の音楽ニュースは何だったでしょう?ぜひ振り返りをし、新たな2016年の幕開けを迎えましょう。