グラミー賞は一年を通して最大規模ともいえる世界の注目を浴びる音楽アワード授賞式。
多くの部門が存在する中、今回は、ダンスミュージック、ヒップホップやR&Bなどに注目しながら当日の一夜を振り返る。
中には、クラシックミュージックのジャンルとして日本を代表する指揮者の小澤征爾氏が初のグラミー賞を受賞している。
まず今年受賞部門を増設したジャンルとしても注目を浴びたダンスミュージックから始めよう。
ダンスミュージック系の受賞者は以下の通りだ。
ベスト・ダンス・レコード部門 Where Are Ü Now": Skrillex and Diplo with Justin Bieber
ベスト・ダンス/エレクトロニック・アルバム部門 Skrillex And Diplo Present Jack Ü
音楽をつくる俺らを支えた親、今回のアルバムでコラボした全アーティスト、投票してくれたみんなに感謝している。
ベスト・リミックス部門 Uptown Funk (Dave Audé Remix)
ベスト・プロデューサー部門 Jeff Bhasker
Jeff Bhaskerは、過去にもプロデュースに関わった楽曲としてJay-Z「Run This Town」、Kanye West「All of the Lights」、Fun「We Are Young」など誰も一度は聞いたことのある名曲に携わってきた名プロデューサーだ。
2005年にロサンゼルスに移住してから、Bruno Mars、Kanye West、Alicia Keys、Beyonce、Lana Del Rayなどのアーティストに携わってきている。あのLana Del Rayの大人気曲でもあり映画にも使用されている「Summertime Sadness」もJeff Bhaskerがプロデュースしているのだ。
ここで注目したいのが、Skrillexがグラミー賞を受賞しただけではなく、受賞と同時にある新記録を樹立させたことだ。
今までダンスミュージック界で最も受賞数が多かったのは、Daft Punkであった。彼らは、『Alive』で2賞、『Random Access Memories』で2章、『Get Lucky』で2賞の合計6賞であった。
Skrillexも記録が同立であり、『Scary Monsters and Nice Sprites』と「Bangarang」などにより2014年の時点ですでにグラミー賞を6賞受賞していたのだ。
しかし、昨晩のグラミー賞にてさらに2賞獲得したことで、これにより、
Skrillexは、史上最もグラミー賞受賞数のあるエレクトロニックミュージックのアーティストという新記録を8つのグラミー賞受賞で成し遂げた
さすがSkrillexだが、今年もしDaft Punkが新アルバムを出したら、今後また抜かれるかも?両アーティストの更なる躍進に期待したい。
次に注目したのが、ヒップホップミュージック。あのオバマ大統領も2015年の一番好きな音楽のアーティストとして挙げたKendrick Lamarが多くの賞を総なめ。
ベスト・ラップ・パフォーマンス部門 Kendrick Lamar 「Alright」
ベスト・ラップ・コラボレーション部門 Kendrick Lamar feat. Bilal, Anna Wise & Thundercast 「These Walls」
ベスト・ラップ・ソング部門 Kendrick Lamar「Alright」
ベスト・ラップ・アルバム部門 Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』
また今年Martin Garrixがリミックスしたり、ファッションブランドのAlexander Wangとコラボしたり、ヴィクトリア・シークレットのパフォーマーに抜擢されるなどR&B部門ではThe Weekndが圧巻の受賞ラッシュ!またThe Internetも影響を受けたと話しているD'Angeloも受賞ラッシュ!
ベスト・R&B・パフォーマンス部門 The Weeknd「Earned It」
ベスト・トラディショナル・R&B・パフォーマンス Lalah Hathaway「Little Ghetto Boy」
ベスト・R&B・ソング部門 D'Angelo & Kendra Foster「Really Love」
ベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門 The Weeknd『Beauty Behind The Madness』
ベスト・R&B・アルバム部門 D'Angelo And The Vanguard『Black Messiah』
その他受賞に至らなかったもノミネートされ多くの素晴らしい音楽を提供してくれたアーティストのインタビューやレッドカーペットの様子を紹介!
また、グラミー賞の注目となる幕といえばレッドカーペット!ここではファッションシューティングなど様々な面で注目を浴びるアーティストだが、今回はファミリーショットについて少し紹介!
まず、Justin Bieberは弟のJaxonを一緒に引き連れたのだ!何ともかわいすぎるファミリーショット♡
KaskadeもGalantis Remixで受賞に至らなかったものの、パパらしい姿で登場しパパDJとしては満点ともいえる姿を公開!何と家族全員をグラミー賞につれてきたのだ!