アイコニックなシンセサイザーを売りにし、多くの一流アーティストにもサポートされているブランドのRoland CorperationV-Moda Headphonesとのパートナーシップ契約を「808 Day」と音楽ファンの間では親しまれている8月8日に締結させた。



このパートナーシップの意味を知るためにも、両社を紹介しよう。

V-Moda Headphonesとは?




このブランドを設立したのは、シカゴ出身のVal Kolton。
彼の人生は、「8」にまつわるものであり、まさに数字の「8」は彼の人生を成功に導くラッキーナンバーであったともいえる。
なぜなら、彼は、4月の8日に、朝8時に、8ポンド8オンスの男の子として、この世に誕生したことからも一目瞭然だ。

そんな「8」を大切にする彼は、テクノロジーが大好きであり、ダンスミュージックのDJから今では、ビジネスのオーナーへ転身。
イビザ島への旅行からインスピレーションをもらい、帰国してからロサンゼルスにヘッドフォン専門店を開き、V-Moda Headphonesという会社を立ち上げたのだ。
このブランドが設立されてから12年が経つが、信頼できる高品質のデザイナーズヘッドフォンとして注目を浴びてきた。
世界のTop 100のDJたちの多くも評価するこのブランドが8月8日(808 Day)に大きな会社とのパートナーシップ契約を締結することとなったのだ。
 
 

Roland Corporationとは?




Roland Corporationとは、ハウスミュージック、テクノ、ヒップホップなど様々なジャンルの中枢にあるアイコニックなシンセサイザー、ドラムマシン、MIDIランゲージといった技術を提供してきた会社である。
多くのアーティストにもサポートされ、最近では、人気商品にスポットライトをあてたドキュメンタリー映画を公開
DiploやDavid Guettaなどのトップアーティストがブランド商品の魅力について語っている。
 

ここで、両社の活動領域がわかったところで話題となっているパートナーシップについて紹介しよう。

8月8日に、Roland Corporationは、V-Moda Headphonesの70%を買収したことにより、株主になったことを発表したのだ。
V-Moda Headphonesが市場で最も優れたヘッドフォンを販売していると確信し、今後のRoland社の商品展開にも協力してほしいという想いから締結に至ったのだ。

これにより、残りの30%は、Val Koltonが所有し、引き続きV-Moda HeadphonesのCEOを務めながらも、Roland Corporationのエグゼキュティブ・プロデューサーにも就任する。

Roland Corporationという大企業ブランドとの締結に至るまでは、Valのブレないこだわりがあった。
彼は、常にミラノに常在するデザインチームと協力しながら、音の質を大切にしながらも、スタイルにも力を入れた。

商品開発に携わるエンジニアたちについてValは、「アーティストの裏に存在するアーティスト」と表現しており、表舞台では見えない、バックステージで活躍している人々であると話している。

すでに、今回の締結により、3DプリントによるBluetooth搭載のスピーカー、次世代のヘッドフォンなど多くの新商品を考案しており、音における進化とイノベーションを追求している。

V-Moda HeadphonesとRoland Corporationがパートナーシップを組んだことにより、今後の商品展開には、目が話せない。
音楽業界では、今回のパートナーシップに限らず、多くのアライアンス提携が実行されている。気になる方は、以下をチェックしてみよう!

Spotify X Billboard
Hakkasan Group X Vidanta
Tomorrowland X Budweiser
Warner Music X Ushüaia