受験生にとっては8月はとても大事な頑張りどき。夏の頑張りが秋以降の伸びしろになり、受験の結果にも左右するだろう。資格試験に向けて勉強中の方も学校や会社の休日が長くとれる夏は無駄にしたくない。そんな大事な時期なのに、勉強中は周りの雑音に気が散ってついつい音楽を聴いてしまいがち。中には音楽を聴きながらでも集中できる方もいるが、多くの方は音楽が気になって勉強すら手につかなくなってしまうかもしれない。

そんな方に聞いてみてもらいたいのが「ホワイトノイズ」。「白い騒音」という意味になるのだが、なぜ「白」なのだろうか？そしてなぜ騒音が良いのか？

ホワイトノイズとは？

ホワイトノイズは主に音声などに混入するノイズで、音声に均一なエネルギーがかかると発生する。どの周波数でも同じエネルギーがかかるため、音声のキーの高低にかかわらず一定のノイズが混入する。このノイズを光の波形で表現すると白い光になるため、ホワイトノイズと呼ばれる。
ちなみに周波数に反比例するピンクノイズ、ブラウンノイズなどがある。詳しく解説したビデオがあるので詳しく知りたい方はそちらをチェックしてみてほしい。

なぜ集中力アップになるのか？

ストックホルム大学が行った実験により、普段注意力が散漫な子どもたちは教室でホワイトノイズを流すことにより学習効果が上がることが明らかになった。人間は意味のある音には理解するために脳が音を処理するために意識を向けるが、ホワイトノイズは音楽や生活騒音とは違って意味のないものであるため、脳が音の処理を行わずに余分な意識をせずに聴くことができる。そしてホワイトノイズは一定の周波数の音が流れているため、音のカーテンとして周りの音を断ち切ってくれる。もし集中したい時に周りの音が気になるのであればホワイトノイズを聴くと良いかも。

ホワイトノイズだけを流したyoutubeチャンネルがある。作業中のBGMに、ぜひ活用してみよう！