毎年、数万人もの人々がスピリチュアルな体験をしにアメリカ北西部ネバダ州のブラックロック砂漠に集結する。
 

「BURNNING MAN」は北米屈指の過酷な状況下、砂漠で行われるキャンピングフェスティバルだ。単なる音楽祭や芸術展ではない。

何も無い荒涼な地に「ブラック・ロック・シティ」と呼ばれる巨大都市がつくられる。お互いに助け合い、協力する中で、友情や未来も築かれることからオトナの社交場でもあるようだ。

バーナー(参加者を意味する)は、毎年BURNNING MAN側が提示するテーマに沿って、思い思いのファッション、音楽、アートで表現する。過去には火を吐く乗り物や、ピラミッド型のアートなどが披露された。

過去のテーマには、「Davinci's Workssop」「Carnival of Mirrors」「Wheels of Time」などがあった。

最後の夜には、多くの参加者がBURNNING MANの由来でもある人の形のオブジェに集まり、それが盛大に燃えるのを見ながら思いをめぐらす。
実は、このバーニングマン(木製の人形を燃やすこと)が最初に行われたのは1986年。理由は、失恋。切ない!
 

BURNNING MAN Journalによると、2017年度は現代のポストモダンの世界を、儀式的な観点から「神社」「偶像」「寺」「ビジョン」に基づいた創造を求める。

BURNING MANは「誰にでもオープンである」「与えることの喜び」「主体性」「商業主義との決別」など10ヶ条がある。
見ているだけじゃダメ!そんな一風変わった祭典。

参加者がイベントで得る「モノ」はないが、携帯やインターネットに依存せず、お金が介在せずとも、人々は支え合って生きていることに気づける機会だ。過去にはKaty PerryやMajor Lazar、Diplo、Victoria's SecretモデルKarlie Klossなど、セレブや大物アーティストも参加。



アメリカらしい大胆で遊び心と独創性に溢れたアートを見れるのが楽しみだ!「BURNING MAN 2017」は、8月27日から9月4日にかけて開催予定。
気になる方はBARNNING MANのフィシャルサイトをチェック!