マライア・キャリーが2017年第一弾となる約2年ぶりのニュー・シングル「アイ・ドント ft. YG」をリリースした。ドレイクやタイ・ダラー・サインなどとの共演でも知られる26歳の新進気鋭ラッパー、YGを迎えた同曲。数々のヒット曲を共に送り出してきた盟友、ジャーメイン・デュプリと、その長年に渡るパートナーであるブライアン・マイケル・コックスの黄金タッグがプロデュースを手がけ、“不実な彼と、そんな彼への愛情に溺れてしまった自分自身への決別“を歌う歌詞はその掛け合いで歌うマライアとYGの2人自身によるもので、1999年にカニエ・ウエストとの共作でヒットしたドネル・ジョーンズの「ホエア・アイ・ワナ・ビー」がサンプリングに用いられている。また、同曲の発表と同日公開されたミュージック・ビデオは、セクシーなウェディング・ドレスに身を包んだマライアが、「好きになった人にこんなひどい仕打ちなんてできるもんじゃない/あなたが私達の全てを台無しにした/どうせ戻ってくると思ってるんでしょうけど、ないから!」と痛烈なグッバイ・ソングを歌い、最後にはそのドレスを燃やしてしまうという衝撃の内容。噂されるプライベートをも表現したものなのか、マライア自身の監修によるビデオは様々な憶測をよび話題となっているが、そんな偶然とも計算ともつかないような彼女のアクションこそが、今もなおファンやメディアを魅了し続ける大きな理由の一つかもしれない。


デビューから25年以上を経てもなお“新しさ”と“挑戦”をもってトップに君臨し続け、女性アーティスト史上最高とも言える輝かしいキャリアを誇るマライア・キャリーの新たなる時代が幕を開けた。
 

「アイ・ドント ft. YG」の発表と同日に、ミュージック・ビデオも公開となった。楽曲同様にYGとの掛け合いの中で白と黒のセクシーなウェディング・ドレス型コスチュームで挑発的に魅了しつつ、痛烈に別れを宣言するマライア。そして、そのコントラストをさらに刺激的に高める真っ赤な衣装に身を包んだマライアがそのウェディング・ドレスを手にし、最後には燃やしてしまうという衝撃の内容となっている。噂されるプライベートをも表現したものなのか、マライア自身の監修によるビデオは様々な憶測をよび更なる話題となっているが、そんな偶然とも計算ともつかないような彼女のアクションこそが、今もなおファンやメディアを魅了し続ける大きな理由の一つかもしれない。

 
これまでに18曲の全米ナンバーワン・ヒット、2億枚を超える全世界トータル・セールス、グラミー賞をはじめ数々の世界的アワード受賞歴を誇るマライア。日本でも、その累計セールスがシングル130万枚/収録アルバム280万枚を超える「恋人たちのクリスマス」がリリースから20年を経た現在も毎年のようにクリスマスを彩り、1998年リリースのベスト・アルバム『#1’s』では売上360万枚売という「洋楽史上最多セールス記録」をもっている。そんな第1黄金期、そして2002年から2014年はユニバーサル・ミュージック傘下のアイランド/デフ・ジャムに在籍し、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」(全米チャート14週1位)、「タッチ・マイ・ボディ」などのヒット曲によって完全復活を果たした第2黄金期を経て、2015年4月に米・ソニー・ミュージック傘下のエピック・レコードへと移籍。同年に新曲「インフィニティ」を含む新たなベスト・アルバム『#1 インフィニティ』をリリースすることでキャリアをリセットし、新たなスタートを切った。

「アイ・ドント ft. YG」リリース直後には、自身のFacebookアカウントで生配信を行い、ホテルのベッドに横たわった安定のスタイルでファンからの質問に答えたマライア。映画『レゴバットマン ザ・ムービー』への参加、名前を伏せつつも“親友”とよぶアーティストとの共演、自身のニュー・アルバムに関しての名言は避けたものの、「アイ・ドント ft. YG」に続く新たな楽曲を発表していく計画だという。
マライア・キャリーの新たな黄金期が幕を開けた。