2016年単年度では約8億円をアーティストに還元、2015年度の還元金額に対して、約200%の増加となった。この主な要因に挙げられるのは、利用アーティストの増加、聴き放題サービスをはじめとするデジタル音楽市場の拡大、利用アーティストのファン拡大が考えられると発表。

以下、TuneCore Japanより、

この成長率は、一般社団法人日本レコード協会が発表した2016年有料音楽配信売上実績の成長率112%を上回るもので、デジタル音楽市場における独立系事務所、レーベル、個人などの、インディペンデントアーティストの存在が大きくなったといえます。直近の事例では、米国の「チャンス・ザ・ラッパー」が、大手レーベルや事務所に所属せず活動を続け、一度も楽曲販売をしないまま、フリーダウンロードとストリーミングサービスへの配信のみで、第59回グラミー賞の最優秀新人賞など、計3冠を達成したことが、非常に大きな注目を集めました。

また、TuneCore Japan における音楽ストリーミングサービスの成長率は、2015年から2016年で約630%と急成長しています。この音楽ストリーミングサービスを通じた還元額は、2017年度もさらに拡大することが予想されます。



海外売り上げからの累計アーティスト還元額は全体の約8%となっており、前年度より2%減となってしまいましたが、これは国内からの還元額が大きく増加したことが要因となっており、海外からの還元額自体は、前年比120%の増加となっております。

今後は、海外からの還元比率50%を目指し、サービス運営を行なっていく予定です。ジャンル別の売り上げに関しては、国内におけるTOP3ジャンルが、J-POP、HIPHOP、アニメ・ゲームの順となっています。それに対し、海外での売り上げTOP3ジャンルは、アニメ・ゲーム、サウンドトラック、J-POPの順になっており、こちらは昨年と同様の結果となりました。内、アニメ・ゲームの258曲が60カ国、J-POPは207曲が50カ国で一部配信ストアのジャンル別TOP10入りを果たし、日本アーティストの海外でのチャートインも、着実に増えてきています。

2017年も引続き国内外の配信ストアを拡大していくとともに、次世代アーティストがデジタル音楽を最大限に活用し、海外進出への足がかりを掴めますよう、サービスを提供し続けていきます。

特集:2016 TuneCore Japanの振返り
http://www.tunecore.co.jp/artists_stats

【TuneCore Japan】
http://www.tunecore.co.jp/
自分で作った楽曲を、利用者であれば、『誰でも』世界中(約120ヶ国以上)の配信ストアで販売できる、音楽ディストリビューションサービス。2012年10月より、日本でのサービスを開始しており、国内外問わず、アーティストが楽曲販売可能な音楽配信ストアを追加し、積極的に事業展開をしている。