大きな衝撃と共に迎えられた新曲「5years 」。

強く生きる意志を表明した闘う魂の音楽。この曲を起点にRedbull Studios Tokyoで2日間で録音された全13曲。ほぼ一発録音の怒涛のライブのようなセッションを経て、強靭なリズムに強烈な詩が乗った唯一無二のベーソンズサウンドが誕生した。ボーカルにダースレイダー、ドラムにヤマザキタケシ。新加入のベーシストに勝原大策。

ジャンル特定不能、でも全てはリズムで繋がる。録音、MIXは全て第4のメンバーであるDub Master Xが担当。鳴るべきところで鳴るべき音が鳴るべき大きさで。全ての音が偶然のようでいて必然、空間を音と言葉が絶妙に舞う仕上がりだ。聴いたことがない領域のその先に行きたい、全ての音楽ファン必聴の作品の完成。配信より3曲多く、タイトル曲「5years」はDub Master Xによる映画『BLADERUNNER』を意識した別バージョン、のReplicant versionを収録。
 
 
各界からコメントが到着!
 
 

『煩悩と本能が交錯し、翻弄され奔走する。こんなに業が深いのにチャーミングな音楽を、私はかつて聴いたことがない。』
田中知之(FPM)

『ベーソンズ、初めて聴かせていただきました。ラップ、かっこよかったです!個人的フェイバリットはM3『THE STATEMENT』。ドラムの音のザクザク感、たまらないねぇ~。山ちゃん、また僕の方でも叩いてください。ブリブリなベースは大策くんかぁ!』
HARCO

『僕らは何処に向かっているのか。自分は今ここにいる。それを確かめる為にも音楽が必要だった。生きる為に必要だった。ハードコアに削ぎ落としたマイク、ベース、ドラムの3人にダブマスターX。ベーソンズは枠に囚われない。それだけで十分だ。ジャンルは何かと聞かれたら何て言おうかな。シンプル、個性。ん〜、そんな事よりDONUTS!おいおいダースレイダー萬事如意だなんて、君は考えられない歌を撃つ。ポエトリーはキックとスネアの間に、フレットと弦の中に静かに響く。そして消えない余韻が強過ぎて泣いてしまうよ。でも泣くのはよそう、君に会えて良かったんだ。必ず5年後に会おう。』
DJ EMMA

『ベーソンズ、ありそうでなかった組み合わせ!
元来hiphopはドラムマシンで作った無機質なビートに合わせてラッブするのがスタンダードな中、生ドラム&ベースのビートに合わせてラップするのは不思議で新感覚な響きだった。
エモーショナルな感情のぶつかり合いの中でも、ユニークな素材を好きに料理しているところが聞きどころ。
(特に個人的には米米CLUBのカバーはとても斬新でオススメ。)』
ギタリスト、音楽プロデューサー
中村タイチ

『とにかく前へ進む。
前へ進むことは、終わりに近づくことと、ある意味同義でもあるんだけど。
それでも止まったり戻ったりするよりもよっぽどマシ。
そんなことを思わせてくれる曲たち。
THE BASSONSありがとう!』
小宮山雄飛(ホフディラン)

『「ドーナッツ」から「他人に決められた自分の寿命」まで、同じお皿に乗せてぶつけてくる特殊ファンクミュージック。ラップ由来の圧倒的な語彙/リズム/声質を持ったRei Wordupさんのボーカルが完全なる楽器と化して、最高にタイトなドラムと、主役級にうねるベースと、三方向から全力でぶつかってきます。お皿にドーナッツが乗っているからってお茶会じゃないんです。ほとんどパイ投げ状態です、しかも本気の。ぐらぐらしますよ。ぐらぐらします。
人の話が聞けないとか、長い話が理解
できなくて悩やんでいる子は、THE BASSONSからドーナッツでも富士山でもぶつけられて、楽しく踊らざるをえなくなったらみんな幸せなんじゃないかと思うんです。』
姫乃たま(僕とジョルジュ)

『この音楽は何だ!ロックか?パンクか?ニュー・ウェーブか?ダブか?ファンクか?それとも詩なのか?ラッパーだからヒップ・ホップなんだと勝手に思い込んでいた僕の常識を根底から覆した、都市のパイレーツ、ダースレイダー率いるTHE BASSONSの超自由表現!!挑戦と実験と冒険の全13曲。』
沖野修也

『ストイックなんだけど生々しく シリアスだけど遊び心が溢れてる。見え隠れするリスペクト&オマージュに思わずニヤニヤ。
山ちゃんのリズム、音色のこだわりに果てしないドラム愛を感じました。
生身をさらけ出した男3匹の一本勝負!!! 潔い!!』
ドラマー森信行

『2017年、日本語ラップ最大の問題作。その頭脳と肉体を日本のヒップホップに捧げたダースレイダーさんがバンドを結成したことに、ラップをちょっとした流行以上に好きな人間は重く受けとめるべきだ。そして、サウンドが哀しさを後ろにおいていく、ソリッドで、クールなファンクである事実にも。ダースレイダーがふたたび時代を変える切迫した予感が、ここに満ちている。』
荏開津広(DJ/京都精華大学非常勤講師)

『何なんだろう、この軽やかなヘヴィネスというか、相反する要素が同居した不思議な感覚は。例えばアンスラックスのようなメタルでありながらHipHopも感じさせる、それに近いイメージもあるけど、
やっぱり何が違うかってギターがいない分ベースのぶっとさが際立ってなんだか血沸き肉躍るというか。こんなに楽器本来の音を聴きまくれるバンドは他にいないんじゃないでしょうか。
料理に例えると最高の野菜、最高の出汁、最高の水でできたものが実は一番美味かったみたい
な。
多分一生聴いても飽きることはないでしょうね。』
島田 尚(プロデューサー、アレンジャー)

『まさに魂の叫びを届けんとするかのような、過度な装飾や加工を避けたストレートな歌声、ベースとドラムによる剥き出しのサウンドがダイレクトに胸に響いてきます。
「BUI BUI」のようなハードコアな曲ですら、3ピースに拘りながら圧倒的な重厚感を醸しだしているところが見事。
Dub Master Xさんのダブ処理が光る「DUB DUB」、「かかってこいよ」「レッテル」の3曲が、凄く好きです。』
Q'HEY

『1996年のさんピンCAMPでBUDDHA BRANDにシビれ、1997年のフジロックでRAGE AGAINST THE MACHINEにシビれた俺が今、THE BASSONSにしびれているのは必然だと思う。死んでるやつらに火をつけろ!』
高橋浩司(HARISS/DQS)

『THE BASSONSの新しいベーシストはピック/スラップ/2フィンガーなどその奏法も幅広く、複弦弾きから擬音でリズムの一部になりきるなど間口の広いアプローチが出来る男。さらに完璧シン
ベから様々な表情の歪みまで多彩なカラーを演出するタイプで、常にプレべ&フラット弦な僕には眩しいくらい器用。そしてドラムにも安易に乗っからない/合わせないというタイプのグルーヴの作り方。「かかってこよ」にはだからこその、3者3様のノリが生み出すバンド感があって、聞いているとその立体的なうねりにどんどん腰が浮いてくる。安易に合わせることなどせず、でも見たい景色が一緒のプレイをしているバンド、それって一番難しいけどTHE BASSONSの3人ならば作れる、そんな期待感が溢れるアルバムでした。』
Watusi (COLDFEET)

『胸の内でうごめいてはその温度を変えていく感情。そこから一刻たりとも目を逸らそうとはしない。削ぎ落とされ洗練されたビートのうねりの隙間から、吹き零れそうになる全ての悲しみにオトシマエを。』
作詞家・小川貴史

『音楽には、作法やセオリーが無いことをあらためて考えた。
何事も「やりたいようにやってみれば」ということを問いかけてくれる作品だと思いました。
音楽というものがコミュニケーションの延長、あるいは起源に存在しているんじゃないかというような。』
Sony Music Records A&R 小山裕司

『5years。この曲を聴いたらなんだか勇気が湧いてきた。ダースさんに叱咤激励してもらった感じだ。「5年」という時間は余命なんかではなく、全力で生きる指標なのだ。だったら、みんなダースさん
に相乗りしちゃえ。今日を生き抜くことだけでワクワクするはずた。ありがとうダースさん!』
プチ鹿島

『突き抜ける爽快感に共存するSOLIDな空虚感。
リズムとリリックの渦につつまれていく浸透感。
破壊と構築を想像させるそのサウンドは現在進行形。
それがベーソンズ』
YU(VIRGO/CHRONOMETER)

『ファンクネスとは、
音と音の間の無音にどう気合いが入ってるかだ。
ベーソンズはそれをはっきりわかってる!』
いとうせいこう

“ダースレイダーが何故バンドを? 何故ファンク?”という疑問は、この新作とライブに触れれば確実に晴れるはず。バンドは小編成であることをむしろ強みにして前作以上の多様性を発揮し、幅広過ぎるダースレイダーの嗜好をしっかりと受け止め、打撃の即効性も増した。この男には伝えたいことが山ほどあって、果たすべき役割があって、宣告された“期限”がある。しかし表現のリミットはまったくない。次のエピソードが今から待ち遠しい。
荒野政寿(CROSSBEAT)

「ベーソンズの音は、生まれたての魂のようにピュアで乱暴、剥き出しの塊で迫ってくる。DMXのミックスも含め、神経のひだをざわつかせるように能動的に体が反応する。歌詞も本物の匂い、これをパンクと言わずなんと呼べばいいのか」
須永辰緒

生活すること。生きること。色んな概念が少し解り始めた年齢に入ってきた僕です。信念を持って音楽を創り続けても居ます。なのに、一癖も二癖もあるベーソンズの新譜『5years』が、自分にここまでスーッと入ってきたのは驚きでした。一瞬のスキを突かれてしまった感じって言うのかな。大人にこそフィットする1枚な気がします。聴き終わった今も心臓のちょっと右側に、胸の真ん中あたりに残ってるもの。全曲、レコーディングではクリックを使わずに録ったと聞いてます。3人で一発で。言うなればライブレコーディングですよね。緊張感と高揚感の波がドキドキします。まさに生きてるんですよ、1枚を通して。DARTHREIDER、ヤマザキタケシ、勝原大策、そして、Dub Master Xの4人のせめぎ合いが最後まで続いていて、もう一回言いますがドキドキしました。
溝渕ケンイチロウ(DQS)