2017年SONIC MANIA、それに引き続きWOMBでのライブと、初来日・初公演にて日本のファンへの大きなアプローチを果たしたLIDO。iFLYERでは、Soundcloud発のトラックメーカーであるLIDOの音楽観についてを徹底取材!
LIDOはSONIC MANIAでの公演8時間前という非常にセンシティブな時間のインタビューだったのにも関わらず、とてもフレンドリーにインタビューに答え、彼の音楽観を語ってくれた。
フェスとクラブでのライブは、やっぱりとても違う雰囲気だけど、どっちも好きだね。クラブでのライブには、既に自分のことを知っているファンが見に来てくれているので、友達と一緒に遊んでいる感覚かな。歌詞も分かっていて一緒に歌ってくれたりもするし、思うぞんぶん踊ってくれる。逆にフェスでは僕のことをまだ知らないという人がほとんど。フェスは人がたくさん集まるから、その機会を使っていろんな人に自分の音楽を聴いてもらえるし知ってもらえる。
Q:日本についてはどう思いますか?
去年初めて日本に来たんだけど、会う人みんなに日本のことを話しちゃうんだ。初めて東京に来て日本の文化、風景や社会を感じたときは、まるで新しい惑星に来たかのようだった!食べ物もメンタリティーも人々のムードも、僕が今まで見てきたものと全然違った。でも一つ思ったのは、こんなに不慣れな場所に来ているのに、なぜか地元にいるかのような親しみやすさを感じたんだ。東京は心地良い場所だし、ここでは自分らしくいられると思った。日本人はアートを受け入れる心を持っているから、アーティストとしてはとても居心地が良い。こんな気持ち、ほかの場所では感じたことがないよ。東京は俺にとって、とても大切な場所だね。
Soundcloudは俺にとってとても特別な存在。SoundcloudのおかげでElectronic musicの自由と魅力を知った。そして誰もが自分の音楽をアップロードできるところがオーガニックに感じたんだ。Soundcloudのおかげで僕のキャリアは始まったし、Soundcloudのおかげで国境を越えたオーディエンス・ファンができた。
Q:インターネットのおかげで音楽は以前より拡散しやすくなっていますが、それについてどう思いますか?
うわ!今日ちょうど友達とこの話したからびっくり!
インターネットはまだ新しいものだから、人々はそれを完璧に使いこなせてはいないけど、とても魅力的なものだと思ってる。インターネットの優れている点は、いろんな音楽を探したり、聴くことができるという点。このおかげで、インターネットの中ではメディアではなくリスナーがパワーを持てているんじゃないかな。昔は、ラジオが国民に何を聴かせるのかを決めていたり、レコード会社がどのレコードをランキング上位にするのか、どのレコードをお店に置けばいいのかといったことを決めていた。でも今は、インターネットのおかげで、権力じゃなくて音楽にフォーカスが向くようになった。
レコード会社の時代は、レコード会社というフィルターがかかっていたからクオリティーは高かった。今は、みんなが同じプラットフォームで勝負ができる。例えば、自分のリリースした音楽がKaty Perryと同じチャートで並ぶということもあり得る。それは凄いチャンスにも繋がるけど、単純にそれだけたくさんの音楽があるということだから、一方で本当に良い音楽を探すのが難しい時代にもなったよね。
そういう点から言っても、やっぱりみんなまだインターネットを使いこなせていない。でも、音楽業界の自由化に関して、インターネットのおかげで良い方向に向かっていると思う。

Q:10年後、エレクトロニックミュージックのシーンはどのように変化していくと考えていますか?
10年後になるかはわからないけど、近い未来にはジャンルが消えると思う。もともと僕がエレクトロニックミュージックに惹かれた理由は、エレクトロニックミュージックがリミットレスで、この世で一番曖昧なジャンルだから。エレクトロニックミュージックにはルールがないから素晴らしい。そしてこの時代、ほぼ全部の音楽がエレクトロニックを通して作られている。だからこそ、ジャンルはいつの日か消えて、音楽は「単なる“音楽”」になると思うんだ。そのときは、すべてがそのアーティストのスタイルにかかってくる。エレクトロニックミュージックのおかげで、音楽の自由の概念は大きく変わった。ジャンルは消えていき、全てが“エレクトロニックミュージック”になる。
Q:音楽を作り始めたことによって気づいた自分自身に対する新たな発見はありましたか?
たくさんあるよ。僕は人生のほとんどの時間を音楽制作に費やしていて、音楽を通して世界のこと、自分のこと、自分が何を大切にしているかを学んだ。僕のセンシティブな部分にも気づかされたし、他人のことにもいろいろと気づけた。コラボレーションを通してほかのアーティストの考え方を知れたりとかね。人間みんな、何かに熱心になると世界のことや自分のことがいろいろ見えてくるんだと思う。僕の音楽を聴けば、僕がどんなキャラクターなのか分かると思う。僕の音楽は爆発的で予測がつかないと同時に、とても繊細だ。僕の性格も同じだね。優柔不断な性格も、制作時ににじみ出る。やっぱり音楽の作り方には性格がすごく出ると思うよ。

今回インタビューに応じてくれLIDOから、サイン色紙とチェキの写真をGET! こちらをセットで2名様に差し上げます。
【応募方法】
1. Twitterにログイン
2. iFLYERのアカウントをフォロー(当選通知をDMにてお送りする際に必要となります)
3. この記事をリツイートして下さい。
締切:2017年9月3日(日)
※厳正な抽選の結果、当選者の方にはTwitterのDMにてお知らせ致します。

LIDOはSONIC MANIAでの公演8時間前という非常にセンシティブな時間のインタビューだったのにも関わらず、とてもフレンドリーにインタビューに答え、彼の音楽観を語ってくれた。

■今回の来日について
Q:サマーソニックでのライブとWombでのライブの2つを控え、フェスの大きなステージとクラブ内でのライブとでどのような違いを感じますか?フェスとクラブでのライブは、やっぱりとても違う雰囲気だけど、どっちも好きだね。クラブでのライブには、既に自分のことを知っているファンが見に来てくれているので、友達と一緒に遊んでいる感覚かな。歌詞も分かっていて一緒に歌ってくれたりもするし、思うぞんぶん踊ってくれる。逆にフェスでは僕のことをまだ知らないという人がほとんど。フェスは人がたくさん集まるから、その機会を使っていろんな人に自分の音楽を聴いてもらえるし知ってもらえる。
Q:日本についてはどう思いますか?
去年初めて日本に来たんだけど、会う人みんなに日本のことを話しちゃうんだ。初めて東京に来て日本の文化、風景や社会を感じたときは、まるで新しい惑星に来たかのようだった!食べ物もメンタリティーも人々のムードも、僕が今まで見てきたものと全然違った。でも一つ思ったのは、こんなに不慣れな場所に来ているのに、なぜか地元にいるかのような親しみやすさを感じたんだ。東京は心地良い場所だし、ここでは自分らしくいられると思った。日本人はアートを受け入れる心を持っているから、アーティストとしてはとても居心地が良い。こんな気持ち、ほかの場所では感じたことがないよ。東京は俺にとって、とても大切な場所だね。

■インターネットと音楽について
Q:サウンドクラウドについてどう思いますか? 自身の音楽活動にはどう影響しましたか?Soundcloudは俺にとってとても特別な存在。SoundcloudのおかげでElectronic musicの自由と魅力を知った。そして誰もが自分の音楽をアップロードできるところがオーガニックに感じたんだ。Soundcloudのおかげで僕のキャリアは始まったし、Soundcloudのおかげで国境を越えたオーディエンス・ファンができた。
Q:インターネットのおかげで音楽は以前より拡散しやすくなっていますが、それについてどう思いますか?
うわ!今日ちょうど友達とこの話したからびっくり!
インターネットはまだ新しいものだから、人々はそれを完璧に使いこなせてはいないけど、とても魅力的なものだと思ってる。インターネットの優れている点は、いろんな音楽を探したり、聴くことができるという点。このおかげで、インターネットの中ではメディアではなくリスナーがパワーを持てているんじゃないかな。昔は、ラジオが国民に何を聴かせるのかを決めていたり、レコード会社がどのレコードをランキング上位にするのか、どのレコードをお店に置けばいいのかといったことを決めていた。でも今は、インターネットのおかげで、権力じゃなくて音楽にフォーカスが向くようになった。
レコード会社の時代は、レコード会社というフィルターがかかっていたからクオリティーは高かった。今は、みんなが同じプラットフォームで勝負ができる。例えば、自分のリリースした音楽がKaty Perryと同じチャートで並ぶということもあり得る。それは凄いチャンスにも繋がるけど、単純にそれだけたくさんの音楽があるということだから、一方で本当に良い音楽を探すのが難しい時代にもなったよね。
そういう点から言っても、やっぱりみんなまだインターネットを使いこなせていない。でも、音楽業界の自由化に関して、インターネットのおかげで良い方向に向かっていると思う。

Q:10年後、エレクトロニックミュージックのシーンはどのように変化していくと考えていますか?
10年後になるかはわからないけど、近い未来にはジャンルが消えると思う。もともと僕がエレクトロニックミュージックに惹かれた理由は、エレクトロニックミュージックがリミットレスで、この世で一番曖昧なジャンルだから。エレクトロニックミュージックにはルールがないから素晴らしい。そしてこの時代、ほぼ全部の音楽がエレクトロニックを通して作られている。だからこそ、ジャンルはいつの日か消えて、音楽は「単なる“音楽”」になると思うんだ。そのときは、すべてがそのアーティストのスタイルにかかってくる。エレクトロニックミュージックのおかげで、音楽の自由の概念は大きく変わった。ジャンルは消えていき、全てが“エレクトロニックミュージック”になる。
Q:音楽を作り始めたことによって気づいた自分自身に対する新たな発見はありましたか?
たくさんあるよ。僕は人生のほとんどの時間を音楽制作に費やしていて、音楽を通して世界のこと、自分のこと、自分が何を大切にしているかを学んだ。僕のセンシティブな部分にも気づかされたし、他人のことにもいろいろと気づけた。コラボレーションを通してほかのアーティストの考え方を知れたりとかね。人間みんな、何かに熱心になると世界のことや自分のことがいろいろ見えてくるんだと思う。僕の音楽を聴けば、僕がどんなキャラクターなのか分かると思う。僕の音楽は爆発的で予測がつかないと同時に、とても繊細だ。僕の性格も同じだね。優柔不断な性格も、制作時ににじみ出る。やっぱり音楽の作り方には性格がすごく出ると思うよ。

今回インタビューに応じてくれLIDOから、サイン色紙とチェキの写真をGET! こちらをセットで2名様に差し上げます。
【応募方法】
1. Twitterにログイン
2. iFLYERのアカウントをフォロー(当選通知をDMにてお送りする際に必要となります)
3. この記事をリツイートして下さい。
締切:2017年9月3日(日)
※厳正な抽選の結果、当選者の方にはTwitterのDMにてお知らせ致します。
