多くの人が気付いてはいるものの、これまで問題として話題に上ることが少なかったDJシーンの男女格差。活躍の著しい女性DJが多数いるにも関わらず、DJMAG TOP100DJS 2017で女性DJは4組( NERVOMISS K8MARIANA BOALISON WONDERLAND )しかランクインしておらず、残りは男性DJという現状は、残念ながら男女平等とは言いがたい。この問題についてTMZSteve Aokiに取材し、Steve Aokiは問題の深刻さについて以下のように語った。
 

この問題を重く受け止めた一部の先進的な業界関係者たちは、解決に向けて動き出しているものの、まだ解決の兆しはあまり見えない。Steve Aokiはその解決策として「プロモーターが立ち上がり、女性DJをもっとブッキングすること」が重要だと話している。

Steve Aokiのこのコメントについて、DJ Lady Faithは感謝を示しながらも「あなたが持っているようなレーベルも女性DJに積極的にスポットライトを当てるべき」というコメントを出した。

この男女格差の解消に向けて業界全体で動くべきであることは当然であるが、まずはレーベルやプロモーターといった、DJの活躍の場をコントロール可能な実権を握る人々の協力がなければ何も変わらない、というのは事実である。Steve Aokiの一言をきっかけに、SNSを通して男女格差についての議論が広がっている。