様々な音楽フェスティバルやクラブイベントなどを始めとするたくさんの人々が集まる場所での安全は、ここ数年で大きな関心を集めている。それというのも、たまたまそこに居合わせた全く無関係な、ただ楽しむためだけに集まっていた人々の生活や命を奪ってしまうという痛ましいテロ事件が頻発しているためである。つい先日も、フロリダのゲーム大会にて負けた男性が銃を乱射し、複数名が死亡・負傷したばかりである。


インドのマハラシュトラ反テロ対策委員会(ATS)が「最近ヒンズー教徒の右派グループであるサナタン・サンシュタの一部勢力(彼らは現在ではそのグループから離脱し、メンバーではないと述べられている)は、昨年開催されたインドのEDMフェス【Sunburn Festival 2017】で爆発物を作ろうと計画していた」と発表したと、ヒンドゥースタンタイムズが報じた。
【Sunburn Festival】とは、2007年からスタートしたインドの Vagator で年一度開催される EDM フェスで、アジア最大級のフェスの一つと言われており、4日間の期間中には、世界中からやってくる有名アーティスト、インドの地元のアーティストたちも多数出演する。

ATS関係者は、被告人のうち2人は「ヒンドゥー教の宗旨に反している」と感じたため、Sunburn Festival を攻撃する予定だったと裁判所で主張。彼らが逮捕される以前に、ATS側がこの計画の存在を把握していたかどうかは明らかにされていない。

この被告人合計5人の男性は、映画館の外で火炎瓶を投げつけて「ヒンドゥー教の宗旨に反する」人々を攻撃しようとしており、またジャーナリストを殺害した可能性もあると非難されている。

ATS は、彼らの襲撃は未然に防ぐことができたと主張しており、「拳銃10丁、空気銃1丁、国産のリボルバー1丁、バレット10丁、ピストルの銃身10個、ピストルの本体6丁、ハンドメイドマガジン3個、半国産リボルバー、Gondhalekarから製造されたハンドメイドピストルが押収されたようだ。