ミュージシャンの Honest Kevin によって始められたサウンドアートプロジェクトの「Moon Armada(ムーン・アルマダ)」。「音楽とサウンドと対話するための媒介となるような作品を作る」ことに焦点を合わせているプロジェクトである。Moon Armada は、音楽・映画・テクノロジーの分野で世界最大規模のイベントの一つである SXSW の開催地としても有名なアメリカ・オースティンにてその構想をスタートさせた。

そんな Moon Armada のプロジェクトの中でも、一際異彩を放つのが、こちらの「Baby Bots(ベイビー・ボッツ)」。見ての通り、赤ちゃんのビニール人形をリメイクして作られたモジュラーシンセサイザーだ。


とりあえず見た目のインパクトは絶大で、あまり部屋に置きたい代物ではないが、ライブで使ったらウケそう……というか、インパクトが強すぎて忘れられないライブとなりそうだ。
Moon Armada のサイトには、この Baby Bots が販売されているので、エレクトロニックアーティストの方はぜひ一つ購入してみてはいかがだろうか。また、プレオーダーも受注しているようで、こちらは細かい要望も聞いてもらえるとのことだが、オーダー数が多く制作者も忙しいとのことなので、もしかしたら手元に届くまでしばらく待たなければならなくなるかもしれない。
 
 
いくつか組み合わせてライブをするのは見た目的には狂気を感じるが、下記の動画など、曲は非常にカッコいいエレクトロニカに仕上がっている。
 

こちらは人形の手に仕込まれたライトを口の中のセンサーに近づけることにより音を操作できるタイプ。
 

Baby Bot は全て一点モノであるようだ。過去の作品はほとんど Sold Out してしまっているが、Moon Armada のサイトには過去の Baby Bots 作品の写真が、また YOUTUBE にも演奏動画や操作動画が多数掲載されている。​

Moon Armada 公式ホームページ https://moonarmada.com/​
Moon Armada​ 公式YOUTUBEチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCLn6n4WXOM9FvJ5ZSuQaR8Q/featured​


Written  by きのや