スイス人DJ/プロデューサーの Mosimann(モジマン)こと、Quentin Mosimann(クオンティン・モジマン)の Instagram「ストーリーハイライト」セクションに、中国で公演した際の一部始終が物語のように投稿されている。

Mosimann の Instagram は、カテゴリーごとにストーリーハイライトが分けられているが、「CHINA(中国)」のストーリーを見ていると、まるで Mosimann のツアーに同行しているかのようで非常に面白いのだ。
 

まず、Mosimann が飛行機に乗り込むところから始まる。機内へ搭乗してホテルに到着……など、とにかく細かく投稿されている。ここまではよく見るストーリーである。
 

次の投稿では「もし DJ になりたいならそのために必要なことは10個!」と、Mosimann 自身がカウントダウン形式で冗談を交えながら語っている。
 

中国公演の際には様々な問題が起きたようで、それがこの「中国」のストーリーにまとめられているのだが、なかなかのその過酷さが伝わってくるストーリーとなっている。
 

どうやら中国では DJ がパフォーマンスする際に使用するマイクの接続準備等は、会場側がせずに DJ が自分でしなければならないのが普通であるようで、Mosimann は自分自身でマイクの接続を試みているが、見ての通り配線がそこら中に広がり、コードなども無数に伸びていてかなりカオスな状況に……最終的に、結局 Mosimann はクラブ側に依頼している。
 
Mosimann は公演を行うためクラブへ。そこでもトラブルが発生! 関係者の送迎を待っていた Mosimann だが、運転手が Mosimann の送迎を忘れたらしく、1人で自転車に乗りクラブへ向かう Mosimann。しかし次のストーリーではオーディエンスがノリノリでダンスするフロアの様子が映し出されているため、なんとかプレイ前に無事到着したとみられる。
 

公演終了後、ホテルへ戻るため再び運転手を待っていたようだが、運転手が行方不明に……。仕方なく、タクシーに乗車しホテルへ戻る Mosimann。だが大渋滞が発生しており、タクシーが一向に進まないことにしびれを切らした Mosimann は、タクシーを下車。結局また自転車でホテルへ戻ることに……。
 

その後、道がわからない Mosimann をクラブ関係者がホテルまで送ってくれようとするが、途中、Mosimann が「ここは僕のホテルではない」と主張しているのにも関わらず、聞く耳を持ってくれないその関係者。そしてその関係者は Mosimann の宿泊しているホテルを見つけられず、二人して道に迷ってしまう。最終的にホテルは見つかり、その関係者は Mosimann に謝るが、道に迷っていたため Mosimann は睡眠をとる時間がなくなってしまったようだ……。
 

その後、中国の別地域へ移動し公演を行う Mosimann。帰国の日、今度は Mosimann が乗るはずだった飛行機がキャンセルに。別フライトに搭乗することになるが、航空会社によるフライトのキャンセルであるため、返金対応の手続きをするため受付カウンターへ向かう Mosimann​。しかし、何かまたトラブルが起きたようで、なかなか返金対応手続きををしてくれない空港職員。その後の投稿はフランス語で行われており内容は不明である……。
 
 

とにかくトラブル続きの Mosimann 中国公演、見ているこちらは電○少年や水曜ど○でしょうでも見ているかのような気分になるだけだが、本人からしたらただごとではないだろう。ただでさえ過酷なスケジュールであり時差や言葉の壁、国によっての認識の違いに悩まされる DJ という職業の大変さが垣間見えるドキュメンタリータッチのストーリーであり、非常に興味深い内容となっている。

Mosimann

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