事の発端は、Will Sparks がとあるアーティストの楽屋でそのアーティストと一緒に過ごしていたときのこと。そのアーティストの出番となり、最後に楽屋に集まっていた全員にショットを用意。ショットを飲んだ後は楽屋を片付け、アシスタントツアーマネージャーがそのアーティストをステージまで誘導する予定だったとのことだ。
その際、ショットを飲んだ後、アシスタントツアーマネージャーが楽屋を掃除しているところに、Will Sparksと数人の女性たちが「もっとお酒が欲しい」と楽屋に再入室。アシスタントツアーマネージャーは Will Sparks の入室を許可し再度ショットを注いだという。
楽屋のドアを閉めなければならなかったところを、Will Sparks はドアを閉めさせようとせず、アシスタントマネージャーが Will Sparks に「私は私の仕事をしているの。このドアを閉めさせてくれないかしら?」と尋ねたところ、Will Sparks がアシスタントマネージャーに向かい「馬鹿なビッチ」などの罵声を浴びせたのだという。
言い合いが続いて収集が付かなくなったため、ツアーマネージャーは「もうなんでもいいわ、とにかくこのドアを閉めるわ」と、もう片方のドアを閉めようとしたところ、Will Sparks はドアをパンチしたという。ツアーマネージャーは Will Sparks の行動にショックを受け、その後も Will Sparks はアシスタントツアーマネージャーに汚い言葉を浴びせ続けたという。
その時点でようやく、Ultra 関係者や Will Sparks のマネージャーが現場へ到着し、Will Sparks を宥めたものの、Will Sparks の怒りは収まらず、アシスタントマネージャーへの攻撃的な姿勢は続いたという。
こういった一連の自体を受け、これを報道した Your EDM に対し、Will Sparks は謝罪文を送ったとのことだ。全文は以下。
I cannot express how regretful and apologetic I am regarding the incident that unfolded in Sydney on Feb 24. I was aggressive and said some unforgiving remarks that made no sense at all and were simply not true. At no point was I ever physical with any of the male or female staff. This is is completely out of character for me. Never in my life have I reacted in such a way, I am very embarrassed by my actions.
Unfortunately this was alcohol fuelled, which is no excuse. I had some built up personal frustrations which all came out at once, at an innocent individual who was just doing their job.
This is a massive learning curve for me. I embarrassed not only myself, but my whole team as well which I hate myself for.
I’m taking full responsibility for my actions and am willing to do what it takes to mend the situation as best I can.
I have also issued my apology to the person affected.
2月24日にシドニーで起こった出来事について、僕は言葉には表せないくらい後悔と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。僕はすごく攻撃的で、意味も全く通じない、本心では全くない、許されない暴言を吐いてしまった。僕は男性スタッフにも女性スタッフにも絶対に暴力などはふるっていない。この出来事は本来の自分の性格とは全くかけ離れている。今まで生きてきた人生でこんな風な態度を取ったことは一度もない。だから今、僕は自分がとった行動をものすごく恥じている。
残念ながら僕は飲酒をしていた、だからといって言い訳はできない。個人的な悩みやフラストレーションが溜まっていて、それが一気に出てしまった。彼女はただ彼女の仕事をしていただけなのに、何も悪くない彼女に当たってしまった。
この出来事から僕は学ばなくてはいけない。自分だけがこの出来事で恥ずかしい思いをしているのではなく、僕のチームにまでそういう思いをさせてしまった。そういう思いをさせてしまった自分自身がすごく嫌いだ。
僕は自分がしてしまったこの出来事に対し、100%責任を取るつもりだ。
そういった態度を取ってしまった相手にも謝罪をした。
お酒を飲んで酔っ払い、過ちを犯してしまう経験は誰にでもあるだろう。だが、彼を含めブッキングされたアーティストたちは、イベントやフェスに出演し、そこでプレイすることが仕事である。そして役割は違えど、同じ現場の仕事仲間の仕事を遮ったり罵声を浴びせたりするのは、仕事として考えた場合、許されることではない。
だが、Will Sparks 自身も発言している通り、そのフェス会場でたまたま飲酒していてタイミング悪くストレスが爆発してしまったのだとすれば、アーティスト側の日常的な苦労やストレスを考えると非常に悲しいことである。