例えトラックメイカーでなくとも、音楽ファンなら一度は「作曲ってどうやってするんだろう」と考えたことがあるはず。そんな素朴なクエスチョンには、凄まじいスピードと技術力で速攻で一曲を作り上げてしまう、まさに天才と呼ぶに相応しいアーティストたちの動画が素晴らしい答えを提示してくれるだろう。
 

Dorian Concept(ドリアン・コンセプト)

2018年には2回の来日を果たし、日本でも人気の高い Dorian Concept。彼は主にシンセサイザーを使用して作曲を行なっているが、とにかくその早さと完成度の高さに言葉を失う。
 

あまりにも簡単そうに、気持ち良く演奏しているため誰でもできそうな気すらしてきてしまうが、とんでもない! 超絶技巧で有名な彼だからこそのスキルである。
 

Four Tet(フォー・テット)

イギリス出身の Four Tet は、「Beat This」という10分でビートを作り上げる企画に挑戦。
 

Four Tet は Ableton Live と呼ばれるソフトを使って作曲をしている。この企画は10分ノーカットで作曲風景を視聴できるので、徐々に1つの音楽が出来上がっていく様子を余すことなくチェックできる。
 

FKJ(エフケージェー)

今年のサマソニへの出演が決定している、フランスのアーティスト FKJ のトラック、"Tokyo" の作曲風景。この動画の中で、FKJ はとても楽しそうに作曲しており、彼の人柄がにじみ出ている。
 

FKJ はキーボードやサックス、ギターなど、様々な楽器を使って楽曲を作り上げている。ピアノで上品に締めるあたりも FKJ らしく小洒落た仕上がりに。即興で作られたこの楽曲がリリースされていないのは、とても残念だ。
 

Madeon(マデオン)

FKJ と同じフランス出身の Madeon は、FL Studio と、先ほど紹介した Four Tet も使っていた Ableton Live と呼ばれるソフトを使用して驚愕のマッシュアップ技を見せてくれている。
 

こちらは即興ではないが、なんと39曲を マッシュアップして一曲を作り上げている。何も知らずにこの曲を聴いたらまさか39もの楽曲が使用されているとは気付かないほどの完成度。また、39曲の PV を組み合わせたファンの制作による動画もアップされているので、こちらもぜひチェックしてみてほしい。
 

Written By TAKERU SHIGYO