長い間活動していなかった Flume (フルーム) が全17曲入りのミックス・テープを引っ提げて帰ってきた。そのタイトルとは「This is Flume」。これは2016年グラミー賞のベスト・ダンス/エレクトロニック・アルバム賞を獲得した「Skin」以来のリリースとなる。

今回のミックス・テープはゲストに slowthai、JPEGMANFIA、SOPHIE & Kucka らをフィーチャー、HWLS、Eprom とのコラボを含む17曲入りとなっている。さらに、全38分間のミックス・テープのヴィジュアル映像も公開された。
 

今回のミックス・テープは Flume 自身のボイスメッセージから始まる。その冒頭がこちらだ。

Hi, this is Flume
And you're listening to my new single
Tap the artwork to listen and save to your own music collection
Hey, this is Flume
Hi, this is Flume
Hey, this is Flume
Hi, this is Flume
And you're listening to...
Hi, this is Flume, I'm dropping by..
And you're listening to my new single
Hi, this is Flume
Hi, this is Flume
Tap the artwork to listen and save to your own...
Tap the artwork...
Tap the artwork...
Hi, I'm Flume, hahaha
Hi, this is Flume
Hi, this is Flume
Hi, this is Flume
Hi, this is Flume
Hi, this is Flume


そもそもミックス・テープとは70年代、既存の楽曲などを録音してテープを作り、それを友達や恋人と交換するためのものであった。それは現在のアルバムとは違い、相手に気に入ってもらえそうな曲を選曲して録音する他、自分の声も録音して相手へのメッセージとして残すことができた。ミックス・テープは SNS などがない当時、手紙と並ぶ最も親密な表現行為の1つだったのだ。

Flume は今回、そのような当時の雰囲気を出すために冒頭に自分のボイスメッセージを入れ込んだのでなないか。これにより、聞く人は Flume から直接テープをもらったような気持ちになることができる。ファンにとっても嬉しい仕掛けだ。
 

さらに嬉しいことに、Flume は8月初旬にシカゴで開催される Lollapalooza(ロラパルーザ) への出演も決定している。「more music to come」の他、更なる新曲もリリースするものと見られており、そちらも楽しみに待ちたい。