近年では、日本でも様々なフェスが開催されているが、やはりフェスの本場は海外、「ULTRA MUSIC FESTIVAL」「EDC」など海外フェスへ行ってみたい、という方も多いのではないだろうか。ヨーロッパやアメリカに行くのには、ちょっとまだ勇気が足りない……という方は、金銭的にも時間的にもハードルが低めなアジア圏内のフェスに行ってみるのも良いだろう。

しかしなんにせよ、海外フェスに行く際には、日本のフェスに行くよりも若干の事前準備と心構えも必要となる。日本のフェスにはよく行くけれど海外フェスはまだ未経験、という方や、海外フェスに初参戦する予定がある、といった方に向けて、海外フェスに持って行くべきもの3つをご紹介しよう。
 

パスポート


「海外へ行くのにパスポートを持っていくのは当たり前」と思った方は多いだろうが、フェス会場に行く際には案外忘れがちなので、気をつけてほしいのもパスポートだ。パスポートが必要か不要かはフェスにもよるが、日本の免許証などは海外では解読不明なため、パスポートが1番の身分証明書となるので、持参しておくに越したことはない。
また、会場までのシャトルバスへ乗る際や、フェスによってはフェスチケット等を会場側で受け取る「Will Call」という引き換え場所でも身分証明書 = パスポートが必要となることが多いので、必ずパスポートは常に携帯しておこう。また、フェス会場、クラブ、バー等でお酒を購入する際にもパスポートは必ず必要となる。

ただし、フェス会場でパスポートを紛失したら最悪なので、必ずパスポートのコピーを撮っておくこともお忘れなく。

 

WiFi + 携帯チャージー + 変換プラグ


海外では、場所によっては無料 Wi-Fi が飛んでいる場所もあるが、フェス会場ではほぼ無料 Wi-Fi は使用できない。フェス会場で Wi-Fi を使用するには、出発前に空港や事前にネットで申し込むレンタル Wi-Fi や、Sim フリーの携帯の方は、その国で使える Sim カードを購入し自分の携帯に入れ替えるというやり方がある。
また、会場内では例え Wi-Fi を持っていたとしても、混雑具合によっては Wi-Fi が重くなってしまう場合もあるが、友人とはぐれた際に携帯が使えないと、広大な会場内で偶然再会することは不可能に近い。そのためにも、万が一に備えて初心者の方はレンタル Wi-Fi または Sim カードを購入してフェスに挑むのが得策だろう。

携帯チャージャーも、念のために1つか2つは持って行って、万が一に備えよう。
また、国によって電圧が異なるため、必ずその国にあった変換プラグを持って行こう。これも携帯を充電するための必須アイテムとなる。

 

手荷物検査

どのフェスでも手荷物検査があるが、海外フェスは日本のフェスより手荷物検査やボディチェックが厳しい場合も多い。フェスのオフィシャルサイトを事前に確認して、持って行ってはいけないもの、禁止されているものなどを必ずチェックしておこう。手荷物検査で引っかかると時間もロスしてしまうことも。持って行ってはいけないものを持っているとその場で没収されてしまうため、お気に入りのものはなるべく持って行くのはやめよう。

豆知識
>>持病などで薬を携帯しなくてはいけない方は、必ず英語で書かれた処方箋を薬と一緒に持ち歩こう。更に、必要最低限の薬のみ持ち歩くようにしよう。

 

その他注意すべき事



LOST & FOUND
日本のフェスでも落とし物をしまった場合は遺失物係のブースに行くが、それは海外フェスでも同じ。日本では案外すぐに見つかる落とし物も、海外フェスの場合、ほぼ見つかることはないと考えておいた方が良いだろう。ただ、それも100%ではないので、どうしても諦めたくない、と言う方はフェスが開催されている期間中は、毎日「LOST & FOUND」へ足を運び、自分の落とし物が届けられていないかチェックしてもらおう。



万が一のために備えて

その1

海外で利用者の多いアプリ「WhatsApp」をダウンロードして一緒に行くお友達と交換しておこう。
>>国にもよるが、「WhatsApp」は日本でいう「LINE」の様なアプリ。「WhatsApp」は電話番号での登録が必要。

その2
ある程度の英語が出来れば問題はないが、英語が苦手...と言う方は、必要最低限の事を書いたメモを持っておこう。
>> 宿泊先の住所が書かれたカード、お友達の携帯電話番号など...

その3
携帯を無くした場合、お友達の携帯電話番号を書いた紙を持っていれば、フェスに参加している心優しい誰かに携帯を借り「WhatsApp」を使用し電話することも可能となる。 



極端な話、洋服、化粧品や日用品といったものは、最悪その国で購入できる。だが、肝心の「フェスに入れない!!」「友達とはぐれた!!」「落とし物をした!! 」といったことは、異国の地では大きな不安材料だ。上記は、本当に必要最低限なものではあるが、ついうっかり忘れがちでとても重要な点ばかり。海外フェス初参戦する方は準備万端で挑み、思いっきりフェスを楽しもう!