よりクリーンで環境に配慮したコミュニティをキャンペーンする組織 "Clean Up Britain" が、音楽フェスに参加する際に「テント税」の支払いを全てのキャンパーに課すという提案をしているという。
「テント税」は25ポンド(約3,192円/9月3日現在)で、キャンプ場に残されたテントやその他のキャンプ用品やゴミの撤去にあてられるとのことだ。

ニュースサイトの「THE Sun」によると、つい先日開催されたロックフェス「Reading Festival」では、あまりにも汚いテント会場の空撮写真がネットにアップされ炎上したばかり。現在、野外フェスでは以前よりもゴミは少なくなっていると言われているが、その一方でテントやその他のテント用品などが放置されているという。


Clean Up Britain の創設者である John Read は BBC に対して次のように語っている。

「これは悲しむべきことであり、資源の無駄遣いだ。こうあるべきではない。多くの人が環境に関心があると言っているが、彼らの言葉と行動は一致していない」


過去に最もゴミやテント用品などが放置されていたフェスであっても、それを変えることは可能である。例を挙げると、1970年代から開催され続けている大規模野外ロック・フェスの「グラストンベリー・フェスティバル」では今年、テントの99.3%がフェス参加者によってきちんと持ち帰られたという報告もある。

限りある資源を守り、地球環境を守るためにも、そして皆が快適に過ごすためにも、フェスに行く際には「ゴミや不要になった持ち物を放置しない」という基本的なところから徹底するべきではないだろうか。