昨日、macOS Catalina が正式リリースされ、iTunes が3つの新しいアプリケーション Apple Music、Apple Podcast、Apple TV と置き換わり、Mac でさらに簡単に楽しく、音楽、テレビ番組、映画、ポッドキャストを見つけて楽しめるようになった。

以下が Catalina での変更点。

・既存のミュージックライブラリ全曲へのアクセス、iTunes Storeからの新規購入も引き続き、新アプリケーションのミュージックを通じて行えます。
・新アプリケーションのミュージックは動作も軽く、5千万以上の楽曲、プレイリスト、ミュージックビデオに素早くアクセスできます。
・Apple Podcastsでは、そのカタログに含まれる70万以上のポッドキャストが聴けるほか、新しいエピソードが追加されると直ちにそれを自動的に通知してくれるオプションも用意されています。
・Apple TVアプリケーションは、映画やテレビ番組を見つけて視聴する複数の異なる方法を1つの場所に集約。
・Appleオリジナルビデオ作品のサブスクリプションサービスであるApple TV+も11月1日(米国時間)より開始し、MacでもApple TVアプリケーションを通じて視聴できるようになります。


しかし……

DJ 諸君は要注意!! アップデート DJ ソフトとの連携ができなくなる!?

iTunes がなくなったことにより、確かに使いやすくなった点も多い。
だが、DJ として活動する方には、このアップデートが死活問題に!?!?
Mac のノートパソコンで DJ する方たちは、アップデートしてしまうとしばらく DJ ができなくなってしまうかもしれないのだ。


新しいアプリ Apple Music と iTunes は非常に似ており、Catalina へアップデート後に再起動してもライブラリと曲は引き続き存在する。しかし、Traktor、Serato、rekordbox、などの DJ には欠かせないソフトと iTuneライブラリを通信できるようにするプロトコルが削除されてしまっているとのことである。

だが、すべての主要なソフトはこれに対する修正が進行しているようで、djay というソフトは既に問題を解決しているとのことだ。

現時点では、DJ ソフトをこれまで通り使用したい場合、iTunes を使用して DJ プレイリストを作成し、DJ ソフトに移す場合、XML ファイルを手動でエクスポートし、それを変換。そして DJ ソフトにインポートするという複雑な過程をクリアしないといけない。

ただこの現象は一時的なものにすぎず、Native Instruments、Serato、VirtualDJ は全てアップデートに取り組んでおり、Serato のアップデートはパブリックベータ版までできている。さまざまなソフトも問題が100%解決するまで OS の更新は控えるよう警告も発行されてる。今取れる最善の策は、とにかく OS  の更新をとりあえずやめておく、ということかもしれない……。