多額の債務を抱え景気が停滞するレバノンで、政府の経済運営失策への抗議活動が激化する中、ベイルートに集まった数千人が Martyr's Square(マーターズ・スクエア)を占拠し、抗議活動を行うかとおもいきや、全員が踊り出しフェスのような状態になったことが話題となっている。
2階の DJ の「Are You Ready?」の掛け声と共に踊る市民の姿は完全にフェスそのもの。この映像を見て抗議活動だと思う人は少ないだろう。なお、なぜ抗議活動の場に DJ がいたのかは不明である。
 
 

この DJ は音楽によって平和的な抗議活動へと導くために DJ をしているようで、抗議活動に怯えた幼児を見つけては落ち着かせる為に「Baby Shark」を合唱、その後「Baby Shark」がこの抗議活動のアンセムになるという、わけのわからない事態となっている。
 
 

抗議活動が始まって約1週間。抗議活動がきっかけとなり、レバノン政府は国の金融危機を支援するための改革に同意した。全国規模の抗議活動を引き起こした WhatsApp コールに課税する提案も却下されているが、抗議者たちはレバノンの役人の辞任を依然として要求しているとのことだ。