音楽ファン、ダンスミュージックファンの皆さま、明けましておめでとうございます!
今年も1年、iFLYER を何卒宜しくお願い申し上げます!!



新年一発目のこの記事では、iFLYER メディアチームでは、昨年に引き続き、2020年度の音楽シーンがどうなるのか無責任に予想してみた!
ちなみに、昨年度の予想はこちら↓

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きのや
パーティー感を大切にする EDM アーティストはあまり政治的な発言をする人がいなかったけど、Zedd の中国の件とかもあったし、複雑化する国際情勢の中、世界を股にかけて活躍する EDM アーティストにも政治的発言をする人が増えそう。
ちょっと怖いのが、2019年に海外で多数発生していた、クラブを標的にしたテロや無差別殺傷事件……。2020年は日本はオリンピックイヤーで世界中から更にいろんな人が集まってくるので標的にされないか心配。とはいえ、クラブ内やフェスはセキュリティチェックも強化されると思うし大丈夫だと思うけど、行き帰りの道すがらに逆に気をつけたほうが良いかもね。
EDM では、様々なジャンルのアーティストと EDM アーティストのコラボが増えてるけど、2020年はポップパンクやド直球なロックみたいな、EDM とだいぶ毛色の違うジャンルのアーティストと EDM アーティストのコラボも増えて、更に他ジャンルとミックスされてポップシーンに溶け込んでいくと思う。


ごやん
平成が終わって、令和になって、来年から2020年代が始まるわけやけど、きっと音楽シーンは2019年と大差ない、と俺は思うで!
ここ最近流行ってて飽和状態になったものが、だんだんと淘汰されていくかもしれへんな!
EDM 業界でも DJ プレイのみならず、生演奏でパフォーマンスを披露してくるアーティストも増えてきてるから、世界的に生演奏の流れに向かっていくと面白いんちゃう?
DJ としてプレイしている人も、DJ とはまた違ったクリエイティビティーの表現方法を模索していくんやないかな!


SAORIMILK
今年もたくさんのフェスが開催され、東京だけでなく大阪、福岡など地方でも外タレがひっきりなしに来ていて、毎週末どのイベントに行こうか迷う程だったよね。
2020年もこういった状況は変わらないと思うし、むしろ外タレを呼ぶ大きなイベントも東京だけではなく地方でももっと増えると思う。
あと、なんとなく1組の外タレだけでは皆、ある意味満足できなくなってきてる気がするわ……。
個人的には、外タレはもちろんだけど、ローカルアーティストがもっと日本で評価されて、日本国内で活躍できる場が増え、海外でもプレイできるような環境を、みんなで作っていけたらいいなと思う!
後は、イベントコンテンツを重視して、何かに特化しているイベントに行く音楽ファンが増えるんじゃないかしら。


SO-ON
K-POP ブームは今年も勢いを増していて、日本のクラブに韓国の DJ やラッパーがたくさん来日するようになってます。
日本でいうとヒップホップクルーの BAD HOP が、アメリカの超人気プロデューサーたちに楽曲提供された曲を収録したアルバムをリリースしましたよね!
今年は東京オリンピックもあるので、この1年の動向次第では、アジアが音楽マーケットの中心になるかもしれないっすね〜。


TAKERU SHIGYO
2014年に Deadmau5 が「EDM の死」を予言してから早6年が経とうとしている2020年に、遂に EDM が死ぬ時が来るのではないでしょうか。ただ、一言に「EDM の死」と言って も、形を変えてポップ・ミュージックに吸収されていくように思います。既に The Chainsmokers や Zedd などは EDM というよりはポップ寄りの楽曲を制作しており、実際世間でもよく聴かれているのはそういったポップ寄りのダンス・ミュージック。テクノやエレクトロニック・ミュージックも以前よりは馴染み深いものになったように感じますが、EDM の要素が入り、さらに親しみやすく、聴きやすくなったポップには勝てないと思います。よって、EDM を吸収したポップ・ミュージックがこれから更に力をつけていくのではないでしょうか。