1月16日にマイナビ BLITZ 赤坂で行われた Madeon(マデオン)の来日公演1日目。
Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)との Shelter プロジェクト以来約3年ぶり、単独での来日は7年ぶりということもあり、会場には多くのファンが駆けつけ、会場は身動きも取れないほどの人で溢れかえった。

オープニングアクトとして出演した SASUKE は高校一年生とは思えないパフォーマンスを披露。まるで若かりし頃の Madeon を見ているような気持ちにさえなる圧巻のパフォーマンスで会場を魅了した。

そして遂に主役、Madeon が登場!
登場とともに Good Faith プロジェクトの幕を開いたシングル "All My Friends" を熱唱し、"Pay No Mind" の後には「ハイ! マデオンです!」と観客に挨拶し、会場をロック!


一気に Madeon ワールドに包まれた会場は心地良く揺れ、ここから圧巻のライブセットが繰り広げられた。

"No Fear No More""Dream Dream Dream""Nirvana""Mania" と、最新アルバム『Good Faith』に収録されている楽曲はもちろん、彼のデビューアルバム『Adventure』からの楽曲も多く披露。

『Adventure』がリリースされたのは約5年前だが、ライブセットならではのアレンジも加えられ、つい最近リリースされたのではないかと錯覚してしまうほど全く古さを感じさせない楽曲ばかり。


休む暇を与えず、曲の繋ぎもパーフェクトで、オーディエンスも事ある度に歓声をあげ、彼のセットに夢中になっていた。

"Miracle" のラストではマイクの前に出てきてお辞儀をした Madeon。


一度ステージ裏に戻った後、このセットを締めくくる "Shelter" の Intro をピアノで披露。"All My Friends" とのミックスとして披露され、彼の「すべて」を体感できた Good Faith Live は彼のピアノによってとともに締めくくられ「すぐにまた会えることを願っているよ! また戻ってくるからね!」と言い残して圧巻のセットは終了。


Madeon の Good Faith Live で注目したいのが、今回のプロジェクトのアートワークにもなっているホログラムをベースとした美しい VJ の数々。
音楽と映像が完璧にマッチしており、聴覚だけでなく視覚でも存分に彼の世界に浸ることができた極上のセットに、まるで一本の映画を見ているような気持ちにさせられた。

どの瞬間を切り抜いても美しく、素晴らしく、完成度の高いセットを作り上げた Madeon をまたいつか日本で見られることを願うばかりだ。


Photo By MASANORI NARUSE
Written By TAKERU SHIGYO