Coachella Valley Music and Arts Festival (以下 コーチェラ)が行われるリバーサイト郡が緊急事態宣言を発令したことにより、世界三大フェステイバルの一つが開催中止になる可能性が出てきた。


コーチェラの開催地であるカリフォルニア州リーバーサイド郡は、日曜日の夜に公衆衛生上の緊急事態を宣言した。最初の新型コロナウイルス感染者が土曜の夕方に同郡で確認され、それと同時期にコーチェラの会場から30分ほどの場所にあるアイゼンハワーメディカルセンターでは、別の患者を治療中だとの報告があったとのことだ。

コーチェラの会場近くで今週開催予定だったテニス・トーナメント「BNP パリバ・オープン」も中止を決定。この中止決定がコーチェラの開催にも大きな影響を与えるとみられており、コーチェラも中止となる可能性が高まったとのことだ。

DJ Snake(DJ スネイク)「コーチェラをキャンセルするんじゃなく、コロナウイルスをキャンセルしろ」というメッセージを SNS に投稿している。
 

コーチェラ開催の1ヶ月前にコロナウイルスがリバーサイトに上陸したことにより、コーチェラの上層部へのプレッシャーも高まっているのではないかと見られている。先日発表された ULTRA MUSIC FESTIVAL MIAMI の開催中止も他のフェスやイベント開催に対して大いに影響を及ぼし、開催中止のムードが他のフェスへ移っていくことは明白だ。

住人やテニス・トーナメントの参加者の中からは、開催中止に対して過剰反応だという意見も出ているようだが、世界が新型コロナウィルスに対する警戒心から自粛ムードが漂う中、果たしてコーチェラはどのような結論を提示するのだろうか。