新型コロナウイルスの影響で、現在ほとんどのフェスティバルが延期・キャンセルとなっている。今年はフェス参戦の予定が潰れて辛い……という気分のフェスファンのあなた、ぜひフェスティバルに参加して楽しかったあの日の思い出を反芻しながらこの記事を読んで欲しい。

日本を始め毎年様々な国で様々なダンスミュージックフェスティバルが開催されているので、これまでに数え切れない程、フェスティバルに参加しているという iFLYER ユーザーも多数いることだろう。


そんな方の中には、フェスに参加していて「大人になったな~」と感じる瞬間、更に「歳を取ったな~」「若い子のテンションに付いていけないな~」なんて思ったことがある方もいるのでは? そんな瞬間のあるあるネタを集めてみた。
 

1.メインステージ最前列に行く気力が全くない。激込みの中、前方へ行くのがつらい

フェスに参加し始めたあの頃は「1番前をゲットする!」なんて張り切っていたあなた。今となっては長蛇の列のエントランス、面倒な荷物チェックと、フェス会場の中に辿り着く前に疲れてしまい、最前列に行くなんて無理……という方もいるのでは。
最前列に辿り着くためには、パワフルな強豪ファンを押し退けて、足を踏み・踏まれながら前へ前へと突き進まなければならない。そして例え最前列にたどり着けたとしても、右も左も人の波、ろくに踊ることもできないのが現実だ。
確かにアーティストは近くで見れるけれども……後ろでスペースを確保して気楽に踊る方だけで良いや、なんて感じるようになったあなたは、大人になった証拠かも??

2. アフターパーティーなんて体力的に無理

フェスの後はアフターパーティーが付きものだ。フェス参加当初はどんなに疲れていても、どんなに明日が早くても、アフターパーティーに行かないなんてあり得ない! と張り切ってアフターパーティーまで参戦していたものの……今ではフェスが終わったら速攻でホテルやキャンプ会場、自宅へ帰って即寝し、翌日に備えて体力を温存してないと無理、という方も多いことだろう。

3. フェス最終日に向かうにつれ、表情に出るほど疲労が溜まってくる

ビッグフェスともなると3日間~5日間もの間、開催されるのが普通だ。昔は3日間であるうと5日間であろうと、オープンと同時に入場、クローズまでフェス会場踊り倒していたものだが……最近では最終日にもなると顔がやつれて見えるほど疲労困憊し、ついつい「まだ終わらないの……?」と心の中で思ってしまう……慣れて飽きたせいなのか、それともただ単に自分が老けたせいなのか、どちらだろうか……。

4. メインステージよりもサブステージでまったりするのを好む

メインステージはメインというだけあり、ラインナップは超豪華! だがフェスに行き続けていると、同じアーティストを見る回数は多くなってくる。それは全く悪い事ではないが、回数を重ねてくると、メインストリームの楽曲では満足できなくなってきたり、メインストリームのドロップだらけで、お決まりの掛け声「3, 2, 1, JUMP!! 」「Are You Readyyyyy!?」といったものが若干辛くなってくる場合も……。結果、大半の時間をサブステージのみで過ごしてしまうという結果に……。John Digweed...? Sasha...? Adam Beyer...?  こっちはこっちで悪くない。というより最高だ。

5. VIP チケットを購入する理由は……「トイレに並ばなくて済むから」 

VIP チケットは専用エリア、専用ロッカー、専用バーなど GA よりも特典が多い分値段も張ってしまうが、より満足度を求める人や、どうしても良い場所でお気に入りのアーティストを見たい! という人は値段を惜しまず買うことだろう。
しかし、そんな中で VIP チケットを買う理由が、そういった特典よりも「トイレに並ばなくて済む」という理由だけのあなた。ぜひ、フェスの達人と呼ばせていただきたい。 

6. 肌寒そうなフェスファッションの人を心配してしまう

もちろん、自分もフェスファッションを身に纏っている。もしくは、過去にしていた、という iFLYER ユーザーも多いかとは思う。フェスファションはいつ見ても可愛いし、何と言っても目立ってなんぼのフェスティバル! しかし、フェスで日没が近づき肌寒くなってくると、若い子の露出の高いフェスファッションを見る度に「寒くないのかな?」「足痛くないのかな?」「風邪ひかないかな?」などとやたら気にしてしまうのは、若くない証拠なのだろうか……。

7. お金がもったいないという気持ちより、良いホテルやグレードアップしたキャンプを選んでしまう

海外のフェスでは、宿泊込みのパッケージになっていたり、キャンプ方式であったりということも多い。海外フェスまで遠征するとなると、チケット代、飛行機代、食費等々、全体的に日本よりもお金がかかってしまうものではあるが、フェスに慣れ過ぎていると徐々に不便が許せなくなってきて、お金に余裕があるわけでもないのに、少しでも快適に過ごすためについつい見境なくグレードの高いホテルやキャンプセットにしてしまったり、無駄に豪遊してしまうことも。これも大人になった証拠!? 

8. 渋滞を避けるため、クロージングアクトの前にフェス会場を出る

フェスティバルのクロージングアクトは「一番豪華で一番盛り上がる!」と言っても過言ではないだろう。フェスに参加し始めた頃は、どのステージで、どのクロージングアクトを見るかを悩んでいたものだが……今では何万人もの参加者たちが一斉に会場を出ることになるフェス終了後の交通事情を心配し、クロージングアクトが終わる前に会場を出ようと考えてしまう。賢くなったのか、フェスに対するアグレッシブさが消えてしまったのかは分からない。

9. 例え好きなアーティストのプレイ中であっても、トイレに行きたくなったら我慢しない

フェス参加当初は、好きなアーティストの時間は張り切って見る場所を事前に確保するため30分前にはステージに到着し、途中でトイレに行きたくなっても終わるまで我慢していた方も多いだろう。だが最近では、好きなアーティストのスタート時間になってから、行ける範囲でステージ近辺まで行き、どんなに遠くても音が良ければまあOK、トイレに行きたくなったらプレイが終わってなくても我慢せずにすぐさまトイレへ……。精神的な余裕というよりも、単純に尿意が近くなったということもあるかもしれないが……。

10. フェスに着ていく服を直前まで決めていない

フェスに行き始めの頃は、何週間、いや何か月前からどんなコーデにしようかと悩んだり、友人とお揃いのコーデをネットで探したり、髪型から足の先、ネイルやメイクに至るまで入念にコーデを組んでいたものだが、最近ではフェス当日の朝、慌ててクローゼットの中を漁って短時間でそれっぽくフェスコーデを揃えてしまうあなたは、やはりフェスの達人だ。

11. フェス会場に着くのは、夕日が落ち始めるころ

フェスは昼前後から始まることが多い。フェス当日は張り切って早めに家を出て、ドアオープンにきっちり合わせて会場入り。時間があれば仲間と前飲みをしてテンションマックスで会場入りしていたのに、最近では日没と共に会場へ到着。フェスが一番盛り上がっている時間帯に到着し、駆けつけ一杯! すぐさまフェス仲間と合流しクロージングアクトを数十分見て(見れたらラッキー)そのままアフターパーティーへ、といった具合に、せっかく高いお金を払ってフェスに行ったのに、数杯ビールを飲んだだけでフェス退散……という経験がある方は、明らかにフェス慣れしている

いかがだっただろうか。思い当たる節がある方は大概フェス常連者。中にはトホホなあるあるネタもあるが、しかし新型コロナでフェスが開催できないこんな状況だからこそ、上記のような想い出が恋しい……と逆に思ってしまうのでは。今は一刻も早い新型コロナの収束とフェスティバル開催の再開を心待ちにしよう!