ここのところ、新型コロナウイルス感染防止のガイドラインを無視した違法なイベントが多数開催されて問題視されている中、今度はミズーリ州で人気のスポットあるオザークス湖で先週末に開催された EDM ショー「Lit Lake」が、ソーシャルディスタンスのガイドラインを完全に無視していたようだ。

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動画によると、このイベントではマスクの着用は不要で、社会的距離の制限も強制されていなかったとのことだ。
現在の新型コロナウイルスの拡散状況を考慮すると、この一連のイベントは、間違いなく観客を観戦へのリスクに晒し、新型コロナウイルスの感染拡大を増長している、として非難されている。

このイベントでは、LA の ビッグルーム・ハウス系 DJ/Producer である Borgeous(ボージャス)がヘッドライナーとしてパフォーマンスしていたが、その際の映像が下のもの。「マスクをしている人はゼロだし、ソーシャルディスタンスもゼロだ」とコメントされている。
 

主催の Rehydrate Parties と 会場の Shady Gators の Facebook では、このイベントの告知について、後半でマスクの着用やソーシャルディスタンス、その他の実際の安全対策について以下のように述べているが、実際にはソーシャルディスタンスはほぼ保ててはいなかったようだ。

キャパシティーの制限はありませんが、このイベントの社会的距離を確保するために、私たちは50%のキャパシティーでのみ運営しています。これは完全に屋外の会場です。

私たちには、スタッフを含むすべての人に対し非接触の体温チェックを行う救急救命隊がいます。体温38度を超える人は入場できません。

出席者全員が入口で手指消毒剤の無料の個人用ボトルを受け取り、使用することをお勧めします。

3人の「クリーンチーム」が、イベントの開催中、常に人の流れの多いエリアとトイレを掃除しています。

マスクの着用は推奨されますが、州のルールではないので必須ではありません。


なお、Lit Lake の次のスケジュールは Cash Cash のライブだったが、彼らは Borgeous のライブの有り様を知った後、ショーをキャンセルしたとのことだ。