Apple は今週、カナダのモントリオールに拠点を置くスタートアップ企業の Mobeewave を、開発チームスタッフを現地にそのままキープしたまま1億ドルで買収したと報じられた。
この Mobeewave は、クレジットカードまたは携帯電話を、専用アプリのインストールされた決済用の携帯電話に重ねてタップすることにより決済可能とするテクノロジーを開発するスタートアップ企業である。

これによって近い将来、外付け機器なども必要なく、iPhone のみを使用して「かざしてタップ」するだけで簡単に決済可能となるのではないかと見られている。

Apple は、2014年には iPhone 6、6S に NFC(近距離無線通信規格/かざすだけで周辺機器と通信ができる技術)チップを組み込むようになった。同年、ユーザーが自身の携帯電話でアイテムの支払いを行えるようにするシステムである Apple Pay を導入した。

Bloomberg によると、Apple はスタートアップ企業を買収し、そのテクノロジーを自社製品の機能として取り入れていると報告している。
Apple はここ最近、金融機能や製品に注目しており、昨年にはクレジットカード Apple Card を発売している。