NATIVE INSTRUMENTS(ネイティブ・インストゥルメンツ) が、コンピューターなしで使用できる、スタンドアローン型のパフォーマンス & 音楽制作システム「MASCHINE+(マシーンプラス)」 を発表した。

MASCHINE+ は、サンプラー、ドラムマシン、シンセサイザーにもなり、コンピュータなしでも使用できるため、ステージ上での演奏に活用したり、他の楽器とジャムしたり、豊富なサウンド、インストゥルメント、エフェクトを使って即座にビートを作ることが可能となる。


MASCHINE+ Selection の音源とエフェクトはスタンドアローンのワークフローに最適化されており、ユーザーは SD カードを介して自分のお気に入りのサンプルや NI の種類豊富な Expansions でサウンドライブラリを拡張できる。 
 
本体にはクアッドコアプロセッサーと 4GB デュアルチャネル DDR3L RAM が内蔵され、自由度と柔軟性の高い音楽制作を実現。


MASCHINE+ には想像力を発揮できるようにデザインされた直感的なインターフェースが採用されており、ケーブルを接続して電源を入れれば、すぐに制作に取り掛かることができるため、思いついたらすぐにアイデアを形にできるのもポイントだ。作ったアイデアを DAW に移行したい場合は、保存したコピーをコンピューターの MASCHINE ソフトウェアで起動させれば、同じ場面から再開できる。

 

多彩なシンセやエフェクトで無限にサウンドを生み出せる!

MASCHINE+ の16個のパッドは、ダスティーなビンテージドラムキット、歪んだウェーブテーブルリード、オーガニックなモーダルシンセなど……サウンドデザインのスキルを磨けば、無限にサウンドを生み出すことが可能だ。

MASCHINE+ には、定番のグルーヴボックスワークフローに加えて、MASCHINE+ Selection が使用可能となっており、9種類のシンセとサンプリングされたインストゥルメント、35種類のエフェクト、7つのエクスパンション (お好みの2種類を含む) からなる専用パッケージで、スタンドアローン・モードでもシームレスに動作する。MASSIVE、FM8、MONARK、PRISM、MASCHINE Factory Selection、RAUM、PHASIS などの人気の製品が付属している。


更に多くのサウンドが必要な場合、各ジャンルに特化したサウンドパッケージの Expansion で、シンセ、ワンショットサンプル、ループ、キット用のプリセットを入手できる。
 

使い勝手の良さ、自由度の高さがポイント

その他、サンプリングした音を MASCHINE+ に取り込んで加工したり、新機能「CLIPS」での更に自由度の高いアレンジ、外部音源の再生、シーケンサーとしての使用や録り込み、外部オーディオのリアルタイム操作といったことも可能。

MASCHINE+ は Wi-Fi に対応しており、コンピュータに接続していなくても新たなサウンドやインストゥルメント、エフェクトをインストール可能。更に、Ableton Link を使用することにより、他の音楽アプリや DAW、互換性のある機材と容易に同期できるのも良い。

コンピュータで作業をする場合は MASCHINE コントローラーとしても機能。スタンドアローン、コンピュータでの使用と、ニーズに合わせて使用できる。
 

なお、 NATIVE INSTRUMENTS の CIO/President である Mate Galic は、MASCHINE+ の発表に際し、以下のようにコメントしている。

「MASCHINE コミュニティー待望の新製品は、NI の歴史においても重要な意味を持っています。 MASCHINE は当初より、最新型コンピューターの能力とハードウェアの使用感を一体化することを主なコンセプトとしてきました。今、この要素に KOMPLETE の象徴的なサウンドを組み合わせたスタンドアローン型のインストゥルメントが完成しました。 MASCHINE+ は NI の新しいフラッグシップ製品として、また今後のエキサイティングな新製品開発の新機軸となります」

MASCHINE+ は2020年10月1日発売。NI 製品取扱店または Native Instruments ウェブサイトにて予約受付中。   
 

MASCHINE+ (マシーンプラス)

2020年10月1日発売
¥149,800 (税込)
>>公式サイトはこちらから